共感覚者になりたい

 朝いつもどおり愛犬を連れて散歩に出る。おぉ!世界が光り輝いているではないか!光の粒子が湿気を追いやって、明らかに昨日と空気の重さが違っている。これは梅雨が明けたに違いない。散歩を終わって(朝の散歩は散歩と言うよりも実はウンチ係というのが正しく10分以内。だけどよー、雨が降ろうが槍が降ろうがアヒルが降ろうが行くんだぜー)テレビで確認したがニュースで近畿地方の梅雨明けは発表されていない。しかし気象庁がなん言おうが僕の中では梅雨明けだい!俺の五感がそう言っている!と気張っていたのですが、やっぱり梅雨明けと発表されたそうです。・・・つまんない。

 しかしこれは梅雨明けと自分ではっきり認識できたのは僕としては初めての経験だったので嬉しかったです。世間の皆様はもっと感性豊かかもしれませんが、僕は空気の匂いとか重さで季節感をわりと意識する方で、夏の訪れはそこはかとなく空気に混じるプールの塩素の匂いです。今年はまだないな。ちなみに冬は雪のそっけない水っぽい匂いです。

 「共感覚者」という人たちが10万人に1から4人いると言われています。彼らは音や味が形や色として見えるのです。ピアノの音を聞いたりすると、珠を転がすようなとか、なんとなくイメージが浮かんできますが、彼らははっきりとそれを認識でき、他の人がそうじゃないというのが分かると驚愕するという感じのようです。この味はとがっていてギザギザする、とか金平糖のような形がカラフルにサキソフォーンから飛び出してくるのが見える。これは当初、感覚神経の混線と考えられていましたが、実は原初人間の持っていた感覚で、それが失われることなく生き残っていたということらしい。そういえば・・・という気がしますね。かけらはありそうです。

 いいなー、共感覚者。なりたい!そう思うのは私だけ?

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メッチャ面白いです。

 

 

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