スマホ新時代

めがね君です。
少し前になりましたが、7月22日23日に抗加齢医学を実践する臨床医の会で
静岡県藤枝市に行ってきました。アンチエイジング医療のポイントは行動変容に
ありますが、生活習慣を変えることは難しいのが現状だと思います。
青木晃先生のところはスマホアプリを使って、食事内容や運動量などを管理し、
ツイッターやFacebookを使って食事や運動を管理指導しているそうです。
めがね君もマラソンの練習の時はランニングアプリを使って、どれくらいのラップタイムで
走れているかチェックすることはありますが、恥ずかしくて公開できるものではありません。
当クリニックでも9月より男性外来などは遠隔診療を開始しています。
スマホ1つでコミュニケーションやネット検索だけでなく、買い物や健康管理など
何でもできてしまう便利な時代ですが、機械音痴のめがね君はまだまだスマホを
使いこなせておらず、猫に小判状態です。

学会2017

暑いですね  😥
こんにちは、Girlです。

暑くなりかけの6月から毎年恒例学会・研究会があり、今年も無事に
抗加齢医学会で発表することが出来ました。
演題は『外来における認知機能スクリーニングとして自己記入式検査は有用か?』という
タイトルで、認知機能低下の早期発見を行えないか?という思いからスタートした研究です。
具体的には認知症の前段階である軽度認知機能障害(以下MCI)を従来の対面式検査ではなく
自己記入式の認知機能検査を用いることで簡単にかつMCIを早期発見出来るか調査しました。
結果は、自己記入検査でもMCIの早期発見に結びつきそうであることが分かりました。
詳しい内容は、池岡通信43号に掲載しています。
ホームページからも池岡通信をご覧いただけるのですが
最新号の更新はもうしばらくお待ちください。

そして先週末、抗加齢医学を実践している医師・施設による研究会に参加しました。
こちらは今年で8回目。
池岡クリニックからは着ぐるみ院長がグルタチオン点滴について発表し、グルタチオン点滴を実施されている先生のご意見を伺う機会となりました。

学会や研究会に参加すると、新しい知識やその分野での動向を知れることはもちろんですが、同じ分野や似た環境で活躍・努力している方に会うとGilrはとても励まされ、サボローと友達になりかける気持ちを引き締め、気持ちを新たに出来る貴重な場でもあります。

今がやる気のピークにならないように、また1年 😎

着ぐるみ院長はどこにいるでしょうか?

 

 

 

認知症多職種カンファレンス

抗加齢総会が終わりました。ガールが「外来における認知機能スクリーニングとして
自己記入式検査は有用か?」を発表しました。
めがね君は抗加齢総会には参加しませんでしたが、5月末に院長、ボーイ、デイスタッフと
大阪市東部認知症多職種カンファレンスにと参加してきました。
前半はDrによる認知症の早期発見と連携、薬剤選択についてお話があり、
後半は多職種による事例検討ディスカッションでした。
1例目は認知症が進行し、10年以上使用していた電動カートの自損事故が増えてきた症例でした。
2例目はアルコール依存の認知症の方で、健康上問題がある奥さんと精神疾患もあり、
本人と仲が悪い長女さんと3人で同居している症例でした。
どちらも利用者さんだけでなく、家族など多方面からアプローチが必要な症例で、
他職種の方とお話ができて、とても勉強になりました。
地域にかかわる理学療法士として、少しでも認知症の進行予防に関わらなければと思う
めがね君でした。

花よ緑よ

Girlです。
今年は特に気温差の激しい3月でしたね。4月になって桜が一気に開花しましたが
雨が多くてかわいそう 😥
今日から造幣局の通り抜けが始まりますね。風と雨が桜散しにならないと良いですね…

せっかくなので春らしく、花と緑について。
国立大学法人千葉大学環境健康フィールド科学センター自然セラピープロジェクトは
平成23~26年度の4年間で花と緑の効果について検証しました。

その結果…
①花の香りや花・緑をみる事は、『リラックス増進効果』と『イライラ緩和効果』がある。
②花や緑には、血圧や気分など、体調を最適な状態にする『調整効果』がある。
※調整効果とは…血圧の高い人は低く、低い人は高くなる。
ストレスが多い人はリラックスし、活力に乏しい人は
活力がわくといったバランスをとる効果の事。
③本物の花と画像では本物のみ脳前頭前野活動が高まる。
詳しくはこちら
https://www.mizuho-ir.co.jp/case/research/pdf/flower2015.pdf

癒し効果と言われますが、本当に身体に良い効果をもたらすものだったのですね。
サボテンさえも枯らしてしまうGirlの家では2年位前からガジュマルを育てています。
一昨年の冬、寒さから瀕死の状態になりましたが、観葉植物の専門店で救命してもらい
成長を続けていて、その頑張りは可愛い限りです。
ガジュマル効果を思いっきり受けているGirlは、家の中の緑を増やそうと画策中です。


大きくなれよ~

改正道路交通法

めがね君です。
3月より道路交通法が改正されました。
今回の改定では75歳以上の認知症の疑いのある高齢者ドライバーには
診断書の提出命令や適性検査を受けてもらうことができるようになりました。
高齢になると、視野が狭まる、運動中の反応動作が鈍る、長年の運転による過信などから
事故を起こしやすいとされています。
運転能力低下の要因として、 認知心理学的に注意は以下の4つに分かれるそうです。
焦点的注意:一定の事柄に向ける注意。
持続的注意:一つの状態を持続する。
選択的注意:対象を選択してそこに注意を向けること。
分散的注意:2つ以上の事柄に注意を分散すること。
選択的注意、分散的注意については認知症の初期から低下するそうです。
認知症のリハビリは家事などの生活リハビリや園芸療法、セラピードッグなどが有効と
いわれていますが、めがね君も訪問リハビリでMMSE検査を実施したり、
手と足を違うことをしたりと認知症のリハビリ内容については試行錯誤しています。
これらのことも参考にしていきたいと思います。
クリックすると新しいウィンドウで開きます
めがね君の家の車の車種です。

グラスワイン

もう1月半ば…あっという間のお正月でした。
皆さん、本年も『若返るブログ』を宜しくお願い致します 🙂

さてさて。
お酒好き、特にワイン好きの皆さん!
Girlは、グラスワインのアルコール含有率は見直しが必要?という文献をみつけてしまいました。

英国・ロンドン大学のAnnie Britton氏らによると、近年のワイングラスの大きさとワインのアルコール度数の増大により、現在の換算率ではワイングラス1杯当たりのアルコール含有量が実際より少なく見積もられている可能性が高く、集団研究における飲酒量の過小評価につながっている可能性がある。そこで、これらによっておこると考えられる分類の違いが、飲酒量と死亡リスクとの関連に影響するかどうか調べた。
Whitehall IIコホートの男女7,010人における1997~99年の自己申告による飲酒量は、2015年半ばまで死亡リスクに関連していた。ワイングラス1杯当たりアルコール8gの換算と16gの換算とで、平均飲酒量と全死因・心血管疾患・がんによる死亡リスクを比較した。

結果、重度またはかなり重度の飲酒者の割合は、男性28%→41%、女性15%→28%に増加。
ワインのアルコール換算率変更前後で、全死因および癌による死亡リスクは中程度と比較して、かなり高い飲酒者のリスクが有意に高かった。 しかし、より高い換算率が使用された場合のハザード比は低下(これらが発生する相対的な割合は減少)。

原著はこちら↓
http://alcalc.oxfordjournals.org/content/early/2016/06/01/alcalc.agw027

ワイングラスって昔より大きくなっていたのですね。流行りもあるのでしょうか?
たしかにグラス1杯といっても、お店で注文しても期待を裏切られたり期待以上だったり。
ワインはアルコール度数も高めのものが多いので、量が多ければ身体への影響があるのは当然ですね。
ワインを飲むと二日酔いになりやすいという人もいると聞きますが、このようなことも関係しているかもしれません。
何事もほどほどに。

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でも、今欲しい物はこれ 。

鍋の季節

めがね君です。今年もあと20日弱で終わりですね。
先週末から寒くなり、いよいよ冬本番ですね。皆さんは忘年会は終わりましたか?
まだまだ、これからですか?
忘年会や冬の定番料理といえば鍋が多いですが、最近はトマト鍋にカレー鍋、
豆乳鍋などスープも多様で、具材もいろいろですよね。
白菜や大根にはビタミンCなどが、きのこにはビタミンDや食物繊維などが、
豚肉にはビタミンB群などが、鶏肉にはビタミンAなどが、魚にはDHAや鉄分などが、
カニにはタウリンや鉄分などが多く含まれます。
暖かい鍋をみんなで食べると、楽しく過ごせると同時に、一度たくさんの栄養素が摂れ、
体が温まり、風邪も予防できます。
締めの麺やご飯など炭水化物など食べすぎにはくれぐれも気を付けましょう。
ちなみに、昨日のめがね君の家はトマト鍋で、締めにご飯とチーズのリゾットを食べ過ぎて
しまいました。
「鍋」の画像検索結果

認知症予防の講演に行ってきました!!

こんにちはボーイです。
寒くなってきておりますが皆さん風邪などはひかれてないでしょうか。

最近、認知症高齢者ドライバーの事故がニュースでよく流れていますが・・・(>_<)
皆さんは日本のどれだけの人が認知症で、認知症以外にも軽度認知症っていう言葉
がある事をご存じでしょうか!

ボーイ調べでは、
65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計15%で、2012年時点
で約462万人に上ることが調査で明らかになっています。
多くの高齢者の方が発症されている事にビックリですが、認知症の前段階である軽度
認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計されており、65歳以上の方
の4人に1人が認知症とその予備軍となる計算です。
団塊の世代の方が後期高齢者になる2025年にはもっと増える事が予想されます。

今後は認知症の予防が重要になってくるので、城東区民センターで開催された認知症
予防講演会に参加させてもらいました。
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予防する為には普段からの健康管理が一番重要で、特に高血圧や糖尿病等を患うと
認知症のリスクが上がるとの事でした。
物忘れ以外にも認知症の可能性がある症状として、意欲の低下があり普段家族の前や
お客さんの前では普通に何でも出来ていても、一人でいると何もしなくてボーっとし
て家事などをしない状態が続く場合は脳血管性の認知症を疑う必要があるそうです。

初期段階は判断が難しい場合が多いですが、家族が少しでもおかしいなと思った場合
は検査を受ける事をお勧めします。
MRIなどの大掛かりな検査はちょっと・・・と思われる方は問診で行える認知症検
査があり、問診も時間がかかるから面倒だな~っという場合は血液検査でも認知症の
リスクを判定する事ができます。
早期発見して服薬を行う事で進行を遅らせる事ができると言われていますので、早め
の検査をお勧めします。
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地域の方や城東区の専門職も多く参加していました

3秒ルールは本当?

Girlです。

皆さんは3秒ルール承認派ですか?
食べ物を落としてもすぐなら大丈夫!と食べてしまう、もったいないお化け派閥に属するあのルールです。

この都市伝説に近いルールを真面目に研究した人がいます。
米ラトガーズ大学(ニュージャージー州)のDonald Schaffner氏ら。

研究内容がこちら。
方法:サルモネラ菌に似た細菌で汚染されたセラミックタイル・ステンレススチール・木・絨毯などの
    面に、スイカ・パン・グミなどの食物を落として接触させた。

   接触時間はそれぞれ1秒未満、5秒、30秒、300秒の場合にわけて、面から食物への細菌の移行率を
   評価し、計2,560回の測定を行った。

結果:移行率は細菌に汚染された面への曝露時間の長さと、食物の水分によって上昇し、細菌汚染は1秒
          未満でも起こる可能性があることも判明した。
Appl Environ Microbiol. 2016 Sep 2. pii: AEM.01838-16.

まとめると
『落としてる時間が長く、水分の多い食べ物ほど菌がたくさん付いちゃう』ということらしいです。

言われてみると当然の結果でしょうか。

しかし、『絨毯に落とした場合はタイルやステンレススチールよりも汚染が少なかった』
というのは意外でした。
タイルより、絨毯に落とした時の方がショックは大きい気がして。
あれは絨毯の《もはもは》が付いちゃうからで、菌とは別なのでしょうか。

Girlは3秒ルールに慣れ親しんできました。本文では5秒ルールとなっていますが
細かい秒数はさておきこのルールって世界共通なのですね 🙄

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食べ物を木に落とすってなかなかないよね…

ストレスを力に変える⁉

めがね君は少し前に「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」
という本を読みました。
よく、ストレスは病気のもとであり、風邪や心臓病、うつ病、依存症のリスクが
高まるといわれています。
ストレスを感じると副腎からコルチゾールが出て、免疫機能の低下やうつ病の
可能性が高まるといわれています。
ストレスを避けようとストレスと向き合おうとせず、紛らわそうと酒などに依存したり、
孤立することも多くなるそうです。
しかし、ストレスの無い生活を送っている人たちは充実感や幸せを
感じることも少ないそうです。
また、ストレスを感じると副腎からDHEAが出て、ストレスから回復したり、
学んだりする助ける働きをし、病気のリスクが低下するといわれています。
さらに、下垂体からはオキシトシンが出て、人とのつながりを求めるそうで、
思いを共感し、人助けなど社会に貢献しようと前向きな行動を起こせるように
なるそうです。
ストレスを感じた日には喜怒哀楽があり、ストレスに向き合い、原因について考え、
解決に向けて努力することで、成長できるそうです。
この本に書いてあることが出来ていたら、すごい男になれたんだろうなと
思うめがね君でした。
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