月別アーカイブ: 2014年3月

目指せ!タクシー

taxi

僕の車の走行距離も10万キロに近くなってきた。もうすぐ6年目である。車検もあるし、うーん、どうするかのー、乗り替えか?気に入っているのだが10万越すといろいろトラブルが出てくるだろうなと迷う。

仕事でタクシーに乗る。運転手さんに車の手入れを訊く。

「いや、あんまりしませんよ。これってもう30万キロ走ってますけど。サスペンションは変えたかな?エンジンオイルも3か月に1っぺんくらい。ガスで動くのでガソリンと比べてあまり手入れいらない感じがします。タイヤもね、タクシーのタイヤってゴムが硬くてあまり減らない特殊なやつなんですよ。今まで数回変えたかな、という程度。あっ、ブレーキパッドは割と頻繁に変えてます。3か月に1っぺんくらいかな。やっぱり大事なもんで。でも仕事柄車の調子は気にしてるし、ちょっとおかしいと思えば会社に工場があるのですぐ持って行ってますね。」

ということであった。タクシーに乗って、ガタガタじゃん、と感じたことはあまりない。車という奴はそう大層に手入れしなくても、毎日丁寧に乗ってれば案外もつはずだ。トラックなんて100万キロいくやつがあるって話だし。

人間もおなじだな。

「鍛えていない身体でおしゃれを頑張るってのは、軽自動車をものすごく飾りたててるみたいなもんでカッコ悪いです。ハイグレードなスポーツカーってシンプルで何もしないほうがいいでしょう?鍛えてる人ってTシャツとジーンズでめっちゃかっこいいですもんね。同じです。」 とはトレーナー武ちゃんの、人間のボディ=車のボディ説である。

人間は車と同様に扱うべし。10万キロ越えれば(50歳越えれば)気を入れてメインテナンス。大層にすることない、毎日動かし、いいものを食べ、きちっと休ませればすごく持つはず。余計なことをしすぎないように。基本を的確に。車と違うのは正確に鍛えれば余計もつというところか。トラック化するわけだ。

投資とは単に金を注ぎこむことではなくリターンがなければなりませんが、自分の身体、頭、心に投資することこそローリスク、ハイリターンの、投資の王様と言えるのではないか。

車の乗り換えもちょっと心への投資でもあるんだけどね…

 

檻を組む

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半年続けた筋トレも、もうワンランク上がることになった。ダンベルが片手に持つのは危険な重量になりつつあるので、バーベルにランクアップすることになったのだ。

ふーーん、バーベル…と思っていたら、いるのは単にバーベルだけじゃなかったのね。拳上した時の安全性のため、四角い檻のようなもの(パワーラックという)の中でバーベルを上げ下げするのだ。知らなかった。移動するフックがついていて、バーベルを置く高さを自由に調節できる。もし落とすようなアクシデントがあっても安全に支えられるようになっている。よく考えられているのね。

ラックは分解してクリニックに届けられたのだが大荷物であった。休みを利用して組み立てたのだが、トレーナーの武ちゃんがいなかったら出来たかどうか。

完成したパワーラックはスタジオの中央に鎮座し、なかなかの迫力である。一本、筋がとおった気がする。落ち着くべきところに落ち着いた、臍ができたような感じ。何か語りかけてくるようでもある。「こいつでバーベルを使うと筋肉を思いっ切り追い込むことができますよ!」と武ちゃんも嬉しそうである。

パワーラックを使うのは今のところ僕だけだ。しかしここから何か生まれてきそうである。そう予感させる何かがあるな。

 

ジャガーを見て死ね!

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奇跡を見た。

何がって、ローリングストーンズ、14 on fireツアー の最終公演を東京で見たのだ。やーい、ざまぁみろー、なんでって僕と一緒に見た骨の髄からのロックファン R作君が今まで見たロックコンサートで一番よかったと言うくらいのもんだったからだ。

ミック・ジャガーは想像以上に若かった。10代の体つきで動く動く、2時間半ステージの上を走り回る。キースもロンも、チャーリー・ワッツ(73歳)でさえも年齢には見えず、今まで知っていたストーンズの昔の映像そのままロッカー。ミック・テイラーがゲストで出てきたが、でっぷり太って昔の美青年の面影まるでなく、ロッカーはやっぱり太っちゃだめだな、そして現役を続けていないとだめだ、と思う。

老若男女、多国籍の観客はもちろん1曲目からほぼ総立ちだったが、個人的には「無情の世界」を聴けたのが嬉しい。ポールのコンサートでアビーロード・メドレーを聴いた時と同じ、信じられない、あの曲が生で・・・。日本人のコーラスがあの荘厳な合唱を再現してくれたのも感激した。あと「悪魔を哀れむ歌」か。舞台が炎で真っ赤になって前奏が1秒始まっただけで、観客はみんな「フー、フー」と叫んでいたのであった。

いやー、中だるみ無く2時間半のコンサートは終わり、やや虚脱して東京ドームの風圧の高い出口から吹っ飛ばされるように外に出た我々は、ビッグ3のビートルズ、ストーンズを制覇した後、最後の砦ボブ・ディランの大阪コンサートに行くかどうか相談していたのである(結果は見えている)。

18 till I die (死ぬまで18歳)を地でいっている現物を見てしまって少し変わった。まだ消化出来ないけどストーンズは効くぞ!