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夏の色彩

 今週前半はやることが多く、更新しないままにすぐ時間がたってしまった。ブログを書く時間が取れるのは寝る前である。何かの締め切りがあったり、会があって遅くなったりするともうきびしいね。書けなかったなーと思っているうちに4,5日はすぐたつ。シンジラレナーイ!

 で、話は急に変わるがゴルフに久し振りに行ってきました。気持ちよかったです。夏でした。入道雲を見て気持ちがアップしました。

 一緒に回った3人は僕より20歳以上若い。彼らはどう思っているか判りませんが、僕はジェネレーションギャップを感じることもなく、とても楽しく過ごせました。スコアは100チョイでたいしたことないですが、夏の昼下がりにそよ風に吹かれてフカフカする芝生の上を歩くと本当に幸せな気持ちになります。僕にとって仕事やら何やらで心に中にうっすらとたまっていっている不純物がサラサラと流れていく回復の時間なのです。

 今日の僕はオニューのちょっと地味な(うそ)ズボンで、他のやつも全身ピンクやら白いハンチングやらパンツずれおちそうやらまあ結構元気なアピアランスで、こういうのもいいです。おっさんと行くとそこらへん淋しくていけません。

 T君、M君、I君、また付き合ってな。人生を決めるのはまだ早い。まだまだ迷って、そしてリベンジ待ってるよ!

golhhh
もう、歩き疲れたで。

 

 
  

遊びは真剣に

 私、バカよねー、おバカさんよねー、と思わず口に出るような・・・。厳寒の中、久し振りのゴルフに出かけたのです。遅いスタートだったので段々暖かくなるに違いないという目論見は完全に外れ、時間がたつとともに気温は下がり雪がちらつき時に吹雪・・・。身体は固く、バンカーも固くコンクリートのようです。池も凍ってます。いったいここはどこでしょうか?昨日スノーボードに行ったというパーティの一人は「昨日のスキー場のほうが暖かでした・・・」というぐらいです。

 まあスコアも全くたいしたことはなかったのですが、この悪コンディションにしてはまあまあか。でも楽しかったです。なんなんでしょうね、こういうの。

 前にブログで、子供が日が暮れてもやめるのが惜しくて真っ暗の中でもやり続けているような遊び、そんな趣味を持ちたいなと書いたことがありますが、目下のところやはりゴルフになるのかな、どうもこの感じだと。

 僕は4,5年前までゴルフを馬鹿にしていたのですが(運動というより芝生の上でするマージャンではないか!)、今はこの奥深いスポーツを90歳まで続けたいと本当に思っています。まあいろいろ批判はあるでしょうが、体力、身体能力がある人間が勝つとは限らない、メンタル、1歩引くゲームの組み立てが要など、世間一般のスポーツとは違う大人だなと。

 しかしスタンスとしては寒いから冬の間はしないなんていうのはやっぱり認めたくないですね。雨でも猛暑でも、槍が降ろうが猿が降ろうがやるときはやる!というのはずっと続けたいと思います。たかが遊びでしょう?と言うことなかれ。遊びだからこそ真剣に。これは面白く人生を過ごす大事なキーワードだと思うんだけど。

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もっと寒々してたのですがもう写真を撮る気にはなれず

遊びは真剣に、自分の実力はクールに判断

 今日は大学病院時代の同僚、後輩とゴルフに行きました。またかよー、しかしこれは運動と精神修養を兼ねた、私にとって最終ライフラインに相当するものに近くなっているので許してね。まっ、スコアはおいといて。

 同じパーティの後輩T先生にはいろいろ教えられることが多い日でした。彼はとてもゴルフが上手で効率的に努力もされていて、そのほうのアドバイスもとても僕にとって有効でしたが、それ以上に2つ心に残ったことが。

 ゴルフは野原に小さなボールを打っていくのでいろいろな状況が出てきます。こういった場合にはどのようにペナルティーが付くのかとか、いろいろな状況を想定してルールブックがあるのですが、実際のところ僕レベルでは友人やキャディーさんに教えられて、はいはいと言われたとおりやっています。今日ちょっと判断に困る状況が出てきてキャディーさんの判断にT先生は抗議しました。キャディーさんは譲らない。昼食時にゴルフ場のそれらしき人物が出てきて援護するのですが結局最新のルールブックによればT先生が正しかった。ちょっと険悪な雰囲気にもなったのですが彼は正しいことは正しいと全く譲りませんでした。これは立派です。遊びだからいいじゃないというのはある状況ではいいかなと思いますが、競技としてとらえるなら、遊びこそ真剣にやるべきで、それでこそやる意味がある。

 もう一つは、彼はもともとイケイケのタイプなのですが、ゴルフで学んだこととして自分の実力相応に高望みをしないでワンランク落とす戦略を仕事でもとるようになったということ。ゴルフはプロしか出来ないことをつい自分もやりたくなって結局自滅というのが多いのですが、そこはクールに刻む、レイアップ、1打は捨てて次に打ちやすいところに持っていくことに専念するという大人が結局成績がいいのです。仕事も同じように考えている。これも立派。僕はゴルフ同様仕事でもビッグ・ピクチャー(大風呂敷とも言う)を好む傾向無きにしも非ずで考えさせられました。

 というわけでいろいろ楽しかったのですが、T君、「だましたったー」と笑ってないかな。そういうなかなか食えない、大人のいい男です。

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雨も降りました

ごるふな人生

 ゴルフのメンタルテクニックの記事を読んだ。またゴルフかよ!とお嘆きの貴兄に、僕は言いたい。僕も5年前まではゴルフを馬鹿にしていたのだ。「芝生の上のマージャンじゃん」。でも間違いでした。奥が深い、本当に大人のゲームだと思います。そのポイントは、どのスポーツよりもメンタルが作用するところです。ゴルフのスイングは自己不信との戦いという台詞もあります。いやー、渋い。

 4つの提言。①ミスはその場で20秒だけ反省。②そして必ず「次」に集中。③立っているときも歩いているときも、背筋を伸ばし目線を上げる。④そして微笑むかのように口元を緩める。

 いやー渋い。おっさんは何をしても人生に似ていると言いたがりますが、ゴルフは本当にそんな感じだ。上の4つも人生にそのまま当てはまりますが、他にもギャンブルをすると失敗の確率が高い、でもしてしまうとか、いかにミスを少なくするか、根本的に自制心の強い奴、地味だが確実な奴が強いとか。ふてくされるのはまるでだめとか。明るく上品にいきましょう。

 ゴルフは自己申告ですが、あまり悪いとついましに言いたい誘惑に駆られる。そんな時、最愛の人が常に見ていると考えよ、という台詞もありました。そのつもりでプレイせよと。人生も同じであります。そのつもりで生きましょう。実際でもその方がいいけどね。

 というわけでゴルフの本を読んでいると色々実生活を考えることが多い。変な人生論より心に響きます。やっぱり両方とも達人じゃないからでしょうねー。でもなんかあんまりすごくうまくなりたくないような気もしたりして、変なの。人生の達人なんて単に小利口な安全第一のおっさんていう感じしかしないもんな。でもゴルフはなりたいぞ。

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こういきたい!

 

微笑みは春風にのって

 行きつけの散髪屋で置いてあったゴルフ雑誌をめくっていると(おっさんだねー)、「笑いながらスイングする」という記事があった。笑いながら?あまりにひどさに思わず笑えてくることはあるけどなぁ、と思いながら読んでみると、結構プロゴルファーの中で微笑みながらスイングしている(もしくはそう見える)人はいるらしい。アニカ・ソレンスタムは結構有名で、タイガーも写真によってそう見えるときがある。

 微笑んでいると身体は脱力している。これはスイングする上で非常に大事なことで、意識して微笑んでも脱力が起こる。ゆえに微笑みながら振ればいいんじゃないかという趣旨の記事であった。人は悲しいから泣くんじゃなく、泣いていると悲しくなるのだというのは生理学的に正しい。微笑んでいると気持ちも変わってくる。だからつらい時には笑っていようというのはまるで演歌だがこれも正しい。表情や態度は感情を支配するのである。

 ゆえにスマイル。常にスマイル。悲しい時でも憂鬱な時でもみんなスマイル。そう心に思って楽しく外来をした。これは心からお勧めする。ゴルフはまだ試してない。結論が変わる可能性はある・・・

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これは難易度高い・・・

 

圧勝!

 ゴルフに行ってきた。メンバーは僕と同年輩で戦友とも言える「女性はみんな火星人、判ろうとするのは無駄なのよ友の会」会長のK先生と、ドライバーの飛距離はほとんどプロのT君(もとラグビー部)、セミプロのM君(もとバスケットボール部)という掟破りの若者2人である。

 無謀にも対抗戦をする。この4人はゴルフ歴もスコアも(100を切ったり切れなかったり)似たり寄ったりであるが、我々純情無垢な中年少年2人組とヤング野蛮人2人組のスコアを各々のホールで合計して少ないほうが勝ち。前半9ホール中勝ったホール数が多いほうが昼飯をおごってもらう、後半は入浴後の飲み物を奢ってもらうという、罪のないルールである。

 野蛮人達は当然勝ちを確信し、やろうやろうと大乗り気であった。我々は控えめに微笑むだけである。

 結果は・・・楽勝であった。前半こそ5対4の接戦であったが、後半は最初の4ホール連続で勝利し、終わってみれば7対2である。口数も少なくうつむく野蛮人たち。やーい、ざまーみろ。

 勝因は完全にメンタルである。年齢は20歳以上違う、身長も10cmは違う、50m走すると間違いなく25mは離されるであろう体力差だが我々は欲がないのである。勝とうなんて思ってねーもんね(これは嘘)。というかいつものペースで身体が動き、彼らは力んで固くなったという違いだけであろう。こういうのがゴルフの面白いところだ。技術、体力以外の何かが左右する。

 圧倒的に差があるように見えてもどこかに突破口が必ずある。我々辛酸を舐めた中年男はぼかすか打たれながらも相手のガードが空くのをクールに待っている狡さがあるのである。若人よ、いつでもいいからかかってきなさい、でもちょっと手加減してな。

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OBがなけりゃな・・・

低いコックピット

 「大人は遊んでなさい」。今日の朝刊に載ったマイカーZの宣伝コピーである。子供の時言われたなぁ。大人がなんやかんやしているところに首を突っ込むと「子供は外で遊んでなさい!」と言われ、不満げに「えー」とか言いながら出て行く。今「大人は遊んでなさい!」なんて言われたら大喜びで出て行くけどね、俺の場合。出来たらクラブを持って。

 何で遊ぶか?今のところゴルフだ、やっぱり。実はかなり長い間ゴルフを馬鹿にしていたんだけれどね、あれは芝生の上でするマージャンだ!なんて。わからないもんです。今はすごくメンタルな要素の強い、難しい大人のゲームだと思ってます。さすがイギリス生まれ。しかし仕事も実のところゲームみたいなものだ。よくわからないことをずーと言っている患者さんの訴えのごくわずかの糸口から診断に至った時とチップ・イン・バーディの喜びは同じである(まだ2回しかやったことないけど)。双方とも努力、訓練無ければ成果は得られない。生活がかかっているかという重要度においては差があるが、楽しみ、苦しみにおいては等価である。

 だから真剣にしなくてはいかんのだ。気の抜いた遊びほど詰まらないものは無い。遊びは真剣に、仕事は楽しく、リラックスして。

 Zのコピーは次のように続く。「低いコックピットに乗り込むのは、今までの人生を吹っ切って、次のステージに進むことかもしれない」。仕事も遊びも冒険心が必要ね。今までの人生を吹っ切って、と言う台詞にワクワクします。僕の仕事における低いコックピットは何なのか?

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結構おしゃれです

科学的な努力

 科学的な努力。これは僕の好きな言葉です。やみくもに努力した!強く念じると何でもかなう!村上龍氏が小説の登場人物に、「それって20年ぐらいじっと消しゴムを見つめていると2mmくらい動くっていうとか、そういうやつですか?」というせりふを吐かせているが、考えないで努力だけするというのはあまりにも悲しいです。

 卑近な例で恐縮ですが、最近ゴルフクラブを買いました。試打というのがあるのですが、僕は今まで実はそういうことをして買ったことがなく(とても恥ずかしくてお見せできるようなものでなかったため)、此の頃若干ましかなーと思ったりしたため魔が差してカメラでクラブの打点を撮影して実際の弾道をコンピューターでシュミレイトするというやつをやってもらいました。

 これが実によくわかる。なぜ飛ばないか?どうすればいいか、振り方を変えてみると打点が変わり明らかに飛距離が伸びる。係りのお兄ちゃんがいい人でいろいろアドバイスしてくれ、ほとんどゴルフレッスンみたいになって30分以上やっていました。いや、悪かった。

 このままさよならでは申し訳ないので、科学的に検討して1番現状にあっていると思われるクラブを購入したのですが、誰のアドバイスよりも自分のスイングについて理解できました。新しいツールは利用しなくてはいけない。感じで言わないで証拠をバシッと示されると改善が早い。科学的な頭、手段は生活全般にわたり必要である。以上、勉強になりました。

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後は科学的トレーニングか

科学的な努力

 なぜかくもゴルフが下手になったか?これは最近の僕の大きな疑問であった(ほかに大事なことがないんかい?)。確かにアキレス腱の手術はした、しかしスイングはいつも通り出来ている。ところがぎっちょん、100はまあ普通に切れていたのに110でよし、ひどい時はカウント不能、もうやめようと割とまじめに思っていました。

 しかし実は全然前と同じじゃなかったのだ。それをちゃんと指摘してくれた人がいて、解決策が提示された。ゴルフをされる方はお分かりになると思うがクロウズド・スタンスをすると身体が回りやすくなる。アキレス腱、股関節のトラブルで身体が回転していなかったのである。当初気持ちが悪かったのだが、わかってくるとこの方が圧倒的に楽で、まともに当たる。いかに怪我の影響が大きかったか思い知るとともに、無駄に過ごしたゴルフの時間の長さを考えてため息が出た。

 努力は総てを解決するという。確かに努力なくては何事もなされない。しかし間違った努力もあるのだ。間違った方向への努力は全く無駄である。「考えることを放棄して努力へ逃げる人々」という文章を昔読んで、なるほどと思った。頑張れば何とかなるよ!という人のいい掛け声で頭を使わないで無駄に時間を浪費している人の多さよ!僕もその一人だった。いかにすれば効果が上がるか、科学的に考えて照射角を厳密に定めて最小の時間で最大の効果を得るようにすること。物事の達成には情熱とともに科学的な努力が不可欠なのである。

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いつか光が・・・

ゴルフ!僕はだめでした・・・

 今日は久しぶりにゴルフに行ってきました。あつー!!死ぬー!!顔、火照って痛いです。日焼け止め無効。

 僕はたまにしか100を切れないへぼゴルファーですが、今日一緒に行った人達は元同僚ですがうまいです。しかしハーフ、最終ホールまで34できてた奴が(ちゃんと仕事してんのか!)、僕のちょっとしたプレッシャーの言葉で馬鹿叩きし(エチケットとしては問題ですがそういう仲なので)なんと44というのは、それが普段の実力とはいえゴルフは本当にメンタルなゲームです。だから僕は下手なのね。

 患者さんに80歳でありながら週に2,3回ラウンドしてるご婦人がいます。前向き、若いです。この前筋肉トレーニングはしているのかという僕の問いに「先生、これ見て」とハンドバックの中からゴムチューブを取り出してきました。「暇があったら引っ張ってんの」。まいった!!これよ!

 ゴルフのGはグリーン、緑ね。Oはオゾン、酸素。Lはライト、日の光。Fはフット、足ね、歩くこと。環境破壊して農薬撒いた緑なんかだめだよ、というのも理解しています。しかしご年配でもかなりいい成績が出る、健康にいいスポーツとしては認めたいです。

 しかしもうちょっとうまなりたいよなー(スコアは秘密ね)。

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