ラーク?

 「ラーク」?

 診察室の僕の机の上に「ラーク」が一箱。中にライターも入っていて、バリバリさっきまで吸ってました風情だが僕のものではありません。さっきまで吸っていた女性が禁煙外来に来て、「あると吸っちゃいますから」と意を決して置いていかれたのです。

 最近禁煙外来に来られる方が多い。毎日新たに数人。前から止めたいと思っていたけど値段も上がるしまわりでも禁煙する人多いし、というきっかけが多いみたいです。

 喫煙は病気で(だから禁煙外来が保険適応になると思ってね)麻薬とかと同じニコチンの依存症です。タバコを吸ってないとイライラする、落ち着かない、仕事がはかどらない、これって依存症で禁断症状ですよね。はっきり病気と認識しましょう。

 今は有効な飲み薬もあって(タバコの快楽部分がブロックされて依存から抜けやすくなる)1日1箱以上吸う人ならタバコ代より確実に安い金額で禁煙に成功できます。目下のところ僕のクリニックでの禁煙成功率は男性90%以上、女性は70%くらいか。

 女性は禁煙で少し太ることがあるのでそこらへんで挫折しやすく、またどうも依存が強い感じがします。一般的なデータでも女性は禁煙に失敗しやすいとされてます。害は女性のほうにより強いんだけどね。肌も荒れるし。

 ともかくタバコを吸うことのメリットは限りなくゼロです。潔く僕の机の上にタバコをドーンと置いていってください。待ってますぜ。

 (今度読売テレビの夕方の情報番組「ten!」に禁煙外来のことでちょっろと出ることになりました。生!です。5月の終わりですがちょっと宣伝)

 

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