800歳?レスベラトロール?1000本?

 日本エイジマネージメント医療研究機構・発足記念講演会に行ってきました。タイトルは「抗加齢医療の健全な普及に向けて」。抗加齢医学会が主体ですが厚生労働省、文部科学省、農林水産省が後援で、抗加齢医学に官の後押しがはっきり付いたと思わせる会でした。パーティでは医学関係者というより議員官僚が目立ち(元阪神の江本氏も来ていた)、麻生外務大臣まで挨拶に立つという華麗なる一族か!という会だったのですが、基調講演をされた慶応の坪田教授、マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガランテ教授の話が面白かった。

 昨年ハーバードで開かれたエイジング研究会の話ですが、線虫という1mmに満たない生物は遺伝子構成が人間と75%同じということでよく研究に使われます。その線虫の遺伝子を1部いじることで寿命(もともとは3週間)を10倍に伸ばすことが可能になったという話。人間でも可能と考えられており、そうすると今まで人の寿命は120歳が限界と考えられていたのですが800歳まで可能となる。

 カロリーを制限すると寿命が延びることは定説ですが、その機構にSurtuin femilyという蛋白質が関わっており、それを人工的に活性化することでカロリー制限せずに寿命が延びる可能性がある。レスベラトロールという赤ワインに含まれるポリフェノールにその作用があることが実験で明らかにされた!しかし人間で作用を現すには1日1000本の赤ワインを飲まなくてはいけない。

 うーむ。まだまだ研究の余地がありそうですが人間が元気に寿命を延ばせる可能性は本当にありそうです。800歳まで元気に生きている人間が多くなると、その叡智を持って世界中に戦争なんぞ無くなるでしょう。理想の世界が実現できそうです。賢者が多くなる、それだけでも抗加齢医学の意味がありそうです。

 会で偶然会った僕の後輩のM先生はレスベラトロールの錠剤を手に入れてもう飲んでるとのこと。僕はその前に規則的な運動などやるべきことがあるので、そいつをやっつけてから考えることにします。まあ僕は長生きしてもあまり賢いことはしないような気がしますが。

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飲みすぎは毒です

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