No Pain, No Gain

No Pain, No Gain. 痛みを伴わなければ進歩はない。これは20年以上も前のSoloflexのコピーだ。自宅で出来る一体型筋トレマシーンのはしりで、そこそこいい値段がしたと思うが、その頃大学院生だった僕は広告イメージの格好よい男性の裸体とこのコピーにひかれ早速購入したのである。

それは一人暮らしの僕の部屋に置くのにはあまりに大きく、大学院生のたまり場である共同の研究室に設置された。あるときふらりと研究室に入ってきた教授が「何やこれ!?遊び道具を置いとくな!」と言いながら蹴飛ばしたので我々の仲は険悪となった。生活がまさに研究と一体となっているのですと主張したい大学院生と、私物を仕事場に持ち込むなと言う教授との、まあよくある話です。今となっては教授の気持ちもよくわかるがその頃は怒り心頭で、わからずやのもとでは仕事は出来んと飲み会でのネタによくなった。

しかしSoloflexはその使命を十分に全うすることなく単なる場所をとる服かけになってしまったのである、予想通り。しかし捨てるにはしのびず、今でも僕のもとにある(なんと物持ちのいい!)。しかし使ってない。

これを有効利用しよう。これがテーマである。相変わらず僕の足の状態は一進一退、じゃなくって明らかに最近Gain しつつある。これは靴のソールを工夫したりも大きいが、基本的にパワリハも含む筋肉トレーニングが1番大事と実感している。サボるとてきめんに可動性が落ち痛みがよみがえる。

日本の高齢者が寝たきりになる原因は認知症と筋骨格系疾患がほぼ同程度。みんな認知症は恐れるが関節や腰のトラブルは、「年だから」と深く考えていないことが多い。しかしそれはあなたの生活レベルを大きく落とす可能性が高い。予防が非常に、もう一度言おう、ひじょーに!大事だ。それには日常的な動作だけでは不十分で、ある程度時間をとってトレーニングをすべきである。

単なるトレーニングをするといっても持続しない。目標を設置することにする。僕は1年後にミニトライアスロンに参加することだ。まだジョギングも怪しい僕が何とか計画を立てて頑張ろうと思う。筋肉を鍛え(Soloflexよ、出番だ、まずハタキをかけなきゃな)、走り、泳ぎ、自転車をこぐ。腹筋も6分割ぐらい出来るかな、えへへ・・・(取らぬ狸の皮算用だ)。「ランナーズワールド」によれば、フルマラソンを5時間40分で走る93歳のランナー、ファウジャ・シンは、初めて走り出したのが81歳の時だそうだ。こんなことを知ると不可能ではなさそうな気がする・・・

とりあえずはじめよう。一緒にやりたい人、参加者を募る。結果は1年後にご報告します(その頃わからないように削除してたりして)。

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