ヘスペリス

きょう美術品が届いた。僕の友人で美術を専攻する大学生に発表の場を提供するということを半分仕事、半分趣味でしている人がいるのだが、彼女からクリニックのシンボルである福老、じゃなかった梟をテーマにしたいい作品があるから見に来ないとしばらく前にお誘いがあった。

 

それは20代の彫刻を作っている女性の作品なのだが、女性の胸像の顔が梟になっており、前向きの胸に顔が後ろを向いたもの、その逆の2体が対になっている。いかにもアートであります。梟は首がぐるっと180度回るのですが、身体が前を向いていても心の中は逆かもしれない、必ず見たままじゃないということでしょうか。ちょっと不気味でもあるが顔がなかなか崇高なのでいただくことにしました。

 

今日作者とともにその梟がやってきたのである。名前はヘスペリス。ギリシャ神話に登場する黄金の林檎を守っている女神だそうです。西の果てにある楽園に住み、ネクタルという不老不死の飲み物を飲みながらいつも歌を歌っている精霊。クリニックの一つのテーマであるアンチ・エイジングに相応しいでしょうということで命名して頂きました。有難う。

 

どこに設置するかは考慮中であります。結構見るとびっくりする人もいるかもしれない。ちょっと宗教っぽい感じもするし、かなり場所を選ぶ。しかし必ず相応しいところはあると思います。

 

もしクリニック内で見つけた方は胸に手を合わせ、眼をつぶって自分に正直に生きているかしばし反省するように。必ずいいことがおこります。多分。

 

迫力ねー。

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