秘密のビーチ、・・・ひみつの・・びーーち・・・とつぶやくと背徳のにおいがするが、何のことはない。おっさん5人でこの週末、海に行ってきた。
場所は白浜である。そんなとこに秘密のビーチがあるのか? あるんだなぁ、それが。
白浜にはうちのクリニックの保養所というか、スタッフなら使えることになっている古いリゾートマンションがある。もともと父親がなんかの間違いで購入して、結構僕は20代、30代とよく行っていたのであるが、その頃偶然そのビーチを見つけたのである。
こんなとこ降りれるのかという小道を平気でガンガン車で下っていき、畑の間のすれ違いも難しい小道をものともせずにどんどん海のあるほうに向かっていくと(何でこんなことしたのかと考えるとたぶん暇だったのだ)、突然目の前が開けて小さな湾が現れる。周りは別荘地として開拓されたようだが既にダダさびれでひとっこひとりいない。
しかしまったくごみくずのない海が、まるでヨーロッパの小島のように小さな湾の半円の中で青く優しくそこにあったのである。
それ以降たびたび行った。誰かと一緒に行けば必ずみんな感激してくれた。夏には必ず行く、そんな気持ちだったのだが、実はここ5年ばかり行く機会を失していた。だいたいこの年齢になると海に行く動機がほとんど消滅するというのが一般的なのね、サーフィンとかなんかない限り。僕は単に海水浴の快楽を得たいだけなのだが同好の氏がいないと遥々行くのもなぁーだったのです。
しかし今回物好きなおっさんが集まったので善は急げと決行した。 いやー、やっぱり素晴らしかったです。いい年になっても波に戯れていると心に快楽がチャージされていくのがわかるね。気を全く使わない男同志というのも良かった気がする。合宿ぽくって。練習の合間のリクレーションという感じね。
海はそのままでした。ジェットスキーとかスキュ-バの人が多少いたのが残念ではあったが贅沢は言うまい。できるだけ近いうちにまた来よう。
着いた日の曇りの海。 飲みすぎた翌日のブランチ。燃えてるって。
うみだー。