月別アーカイブ: 2010年9月

okibariやす!

 

 これは何でしょう?

 新しい伝染病?

 首に雨用フードをつけるための3つのポッチリ?(苦しすぎる…)

 新種の三つ目ウナギ?

 

 ジャーン、全部はずれ。これは置き鍼(はり)です。僕の右下腿部におかれた3個の置き鍼。

 僕は右アキレス腱を切って手術したのですが、その後も運動すると下腿の外側がパンパンに張って痛くなる。 うーん、ちょっとどうしようもない不快感で、鍼灸をすると消えるので時々やっていただいてました。しかし頻繁なので自分でやってみてもいいかと思っていたところ置き鍼はどうかと言われたのです。

 針は1cm直径位の丸い粘着性の紙にセットされていて、髪の毛くらいの先端が1mmくらいしか出ていないように見える。「痛くないです」と鍼灸院のキュートK先生が言う通り、全く痛くも痒くもないです。10日くらい風呂に入ってもとれないらしい。ずっとつぼを刺激続けるわけですが、どうなるのでしょうか。運動してもいいそうです。

 今のところ足の張った感じは完全に消失し、痛みも全くありません。フットワークがよくなった感じが強い。こういうのは初期効果というか、メンタルな要素もあるのでしばらく続けないと何とも言えない。しかし「やめよう」という気は全くおこりません。ゴルフの時にいいじゃん、と明るい気持ちになる。置き鍼、いいよ!

 置き鍼は耳のつぼを刺激する時、よく用いられます。耳はつぼが満載なのですが(耳自体を人間の体全体と考える)、いま痩せる鍼(耳の、食欲が抑えられるつぼに置き鍼)を数人の方が実行中でなかなか効果が上がっています。うちのスタッフのプラナリア男爵やMRのTさんは目下のところ2,3週で2kg近い減量を達成。なんとなく食べるとすぐお腹がいっぱいな感じがして食べ続ける気持ちが失せる、という感じだそうです。

 減量に悩む諸嬢、いかがかな。試す価値はあるよ。お気張り(置き鍼)やす!

 

ローマへの道

 「あれっ!」、ズボンを穿いていつものベルトを締めようとしたとき、一つ分きつく締めないといけないことに気が付いた。

  痩せたのか?体重は1.5kgほど減っているけどこの程度の変動は日常茶飯事である。これはねー、絞まったのである。しまったの。この差は大きい。「そうかー」と自分で納得する。

  だらけた身体を何とかせんなあかんと決心して40日、早歩き30分を入れたときはトータル1時間弱(週に2回ぐらい)、他の日はせいぜい15分程度、森光子さんばりのスクワットとかプッシュアップ程度の筋トレをそれでも毎日続けてきたのだが、確かに効果が出てきたようだ。

  お見せすることはできぬがウエストは絞まり大胸筋は少し盛り上がってきた。僕にとっては足の痛み、違和感が大きく減少してきたのが大きい。毎日やっているとプッシュアップやゴロゴロマシーンにとりかかるのも抵抗がなくなってきた。しないと不安。すげぇことである。

  記録をつけること、どこでもできる早歩きや自重運動であることが継続できる因子と思うが、基本的に意志だな。この年齢にしてどれだけ変化できるのか興味があったのだが、結構いける。甘い飲み物をほとんど取らなくなった、間食をしなくなった、余計に食べなくなったなど付録も大きい。

  今の運動はもっと年齢を経ても可能だから死ぬまで続けようと思う。1日15分でも継続すればちゃんと変化を起こせるのである。ローマへの道も1歩から。ちりも積もれば山となる。雨垂れ石を穿つ。急に格言臭くなるのであった。

スクワット時に使用

 

ニューステラス関西

 今日NHK「ニューステラス関西」の取材があった。

 5月の「かんさい情報ネット:テン!」に続いて禁煙外来についての取材である。10月のタバコ値上げを目前に禁煙外来を受診する方が増えている。僕のところでも昨年と比べて同月比6倍という増加ぶりだ。それでも今だ保険を使って薬剤で簡単に禁煙できるということを知らない方は多い。この情報を広めるため最近禁煙外来の報道は増えているが、僕のところもその一端を担がせていただくというわけである。

 約束した午後3時半にNHK大阪放送局のシニア・リポーターのIさん(魅力的な女性)がスタッフを連れて来られる。30分ほどのインタビューの後、4時過ぎに来られた禁煙外来の新患さんを取材され6時にはもう帰られた。来週の月曜日にはもう放送である(午後6時10分からね)。なんとスピーディ。

 患者さんを取材したいという申し出があった時、今日の午後にちょうど2人、禁煙外来の新患さんの予約があった。お二人とも午後6時過ぎだったのでそれまで待ちますということだったのだが、ちょうど知り合いのT君が禁煙外来を受けたいと連絡があり、それで4時に来ていただいた。

 彼は30歳だがちょっとキャイーンの天野さんに似ていて愛嬌がある。僕は実は影で天野君と呼んでいるのだが、今日も白シャツに黒ズボン、グリーンのサンダルといういかしたスタイル。禁煙外来のエクストラとして呼吸機能検査もしたのだが、なんと肺年齢が60歳と出た。ダメだよー、あまのー。

 カメラが回っているのにもかかわらず、思わず笑ってしまった。「どうしましょう、まずいですねー」といつものように言いながら。考えてみると患者さんにとって悪い情報を微笑みながら告げる医者なんてサイテーではないか。視聴者にはなんと冷たい医者だと思われるに違いない。まぁ仕方がないか。編集でどうなるか、神のみぞ知るだ

 というわけで取材は終わった。ほとんど緊張しなかったのだがよかったのかな。また皆さん、感想を教えてください。

見てね!

 

ロング・バケーション

 突然秋になった、といっても昼はまだ暑い。

 本を読みながら「ゴンチチ」を久しぶりに流す。平和だー、しみじみ。ゴンザレス三上氏は元銀行員で、ゴンチチとしてプロミュージシャンになった時(30歳は過ぎていた)から「ずーと長い休暇が続いているみたいなもんです」とライナーノーツで述べている。

 な・が・い・きゅうか・・・ロング・バケーションだな。なんて魅力的な言葉だろう。

 今週は日・月・火そして木と僕は休みで、また日曜日も来る。いつもと比べると休みが多い。その割に満喫してないな。

 老子の言葉。

 「生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、常に仕事であり遊びでもあるのだ。」

 人生とは長い休暇そのものである。

 目指せ、達人!

夏と冬の混ざったような今日の空。

 

同窓会

 卒業後38年という高校の同窓会がこの土曜日にあった。

 

 何人かは最近も会っているが、多くは38年ぶりという感じで、実際に全然わからないという人も何人かいた。しかし時間がたつにつれてフォーカスがだんだんあってきて、喋っているうちに昔と変わらない感じになってきた。アルコールも入るし。

 

 僕の卒業した高校は大阪の教育大付属天王寺高校というところである。その人間がどういう人間かは出身大学よりも高校が反映されるというのは人事を担当する方はよく御存じだと思う。教育の実験校であり、ほとんどのことが反対されることなく容認され、さぼっても特に何も言われず、進路別なども無しに育った僕たちは、基本的に温厚でハングリー精神は希薄、のほほんと上品な紳士的解決法を好むタイプが多いと思う。不正はせず人間の良心を信じている。乱世に活躍する戦闘派ではない。お金儲けは下手。

 

 僕はそうではないが優秀な人も多く、有名どころではiPS細胞の山中教授とか、今度「情熱大陸」にでる同級生で地球深部探査船地球号のT君(「情熱大陸」を立ち上げた初代プロデューサーのK君も同級生だが出演は偶然。スタッフが驚いていたらしい。この同窓会もカメラが入るはずだったが断った故。校風はやはりバラエティというより「情熱大陸」なんだ。といってもロザンの宇治原君も卒業生だけど)とか喜ばしいことであるが、同じ匂いを感じるのである、微妙な。同じ高校を出た人はみんな感じるのかもしれないけど。

 

 驚いたのは結構太ってるやつが多いことであった。

 

 年代もあるけど何かと薬を飲んでいるという人も多いし、とりあえず忙しくストレスも多く、健康にまで気を使ってられんよ!という感じ(オイオイ)。今は気が付かなくても確実にその借りは間違いなく取り返しに来られるよ、という真実は、やはり頭でわかっていても心にまでは彼らにして届いていないのであるということがよく判った。

 

 これがやっぱり僕のできる使命だなぁ、と思う。

応援歌を歌えたのにはみんなびっくりしました。過去の記憶は消えん。

 

 

Driver's talk

 今日は休みだったけど夕方から某所に1時間ばかり講義に行く。

 最近は糖尿病関係で呼ばれることが多い。循環器と糖尿病は切っても切れない仲だけどね。タクシーを奮発していただいたので1時間弱運転手さんとお話しする。

 行きのドライバーは阪神大震災の話。

 もともとは建築業の方だった。朝4時に起きて図面を引いていると外がやけに明るい。1月なのにおかしいなぁと思ってみるとどこからかわからないが朝焼けのようなオレンジ色の光で空が明るくなっている。そして放電のように白く線を引いた光が何本もオレンジ色の空を飛び交っているのだ。驚いて趣味のカメラで撮影した。10分もしてそれにも飽きて図面に戻ったら急に何10台ものトラックが一斉に走り出すようなびっくりするような轟音が聞こえた。今から考えたら地鳴りなんでしょうね。その後すぐしてからガッガッガッときたんですわ。

 運転手さんの家は全壊で、ご家族みなさん2階にいたのだが1階は全部崩れてそのまま下に落ちて皆さん無事だったとのこと。六甲にお住まいだったのだが山から見える下の景色は戦争のように方々から火の手が上がり(プロパンでしょうか、ホンマに火柱が何本もあがるのです)、ビデオカメラで思わず記録した。知り合いにM放送の人がいてビデオの話をすると一度見せてくれと言われ、その後電話で版権を譲ってくれと言われた。150万で買ってくれたんです、ということでした。

 大地震の前に空がオレンジ色だった話や閃光の話は何回か聞いたことがある。ほんとだったんだ。

 帰りの運転手さんはなんと40年以上剣術をしているという方だった。剣道じゃなく真剣を使う剣術。

 「必死なっているときは切られても人間痛くないです。だから切るんだったら足をやるんです。立てなくなったらしまい。それか頸動脈かなぁ」(ひぇー!)

 「こいつは俺より強いとわかったら逃げます。それだけ。同じくらいかなと思ったら気合ですね。絶対俺が勝つという気力。腕と眼を見ていれば刀は避けられます。半身で避ける。目が泳いでるやつはダメです。菅さん、眼泳いでるでしょう。どっちか言うと小沢さんやね、僕は」(激しく同意!)

 「じっとしているときは呼吸です。口を開けたらだめ。鼻から少し吸い、口からゆっくりと長く吐く。そして最後の力を出すときはフッと強く吐く!」

 勉強になりました!

これは何でしょう?製薬会社の方、わかるかな?

パリのめぐり逢い

今日はかなり秋っぽかった。

車から澄んだ青空が見える。「男と女:パリのめぐり逢い」というクロード・ルルーシュ監督2大ヒット作のカップリング・サントラCDをかける。フランシス・レイの甘ったるいといえば甘ったるい、しかしまれな美しさの旋律が流れだすと、あまりのマッチングの良さに(景色とか気分とかにさ)「うっうっ」と思わずうなってしまった。

「パリのめぐり逢い」というのは僕が生涯もっとも聴いたサントラなのだが、実は映画自体は見てないんだなぁ。父親が映画を見て感激してその足でサントラ盤を買ってきたのだが、一番聴いていたのは僕だった。「今日貴方は」という、「男と女」でフランス語でバラードとして歌われた曲がロックにアレンジされ英語で歌われているのがすごくお気に入りだった。今聴いてもカッコいい。

イヴ・モンタン、アニー・ジラルド、キャンディス・バーゲンというキャストで(大人なメンバー)、ストーリーもレコードの解説で読んで知ってるが、まあ三角関係ですね。しかし昔のフランスらしい(1968年公開)、節度ある上品なラブ・アフェアーのお話である。

父親は若かりしキャンディス・バーゲンが大好きになったようなのだが、ルルーシュ監督もそうだったんだろうなぁ。役名もキャンディスとそのままです。しかしレコードの解説につけられた映画のシーンを見るに、イブ・モンタンは若い女性と落ち着いた奥様の間で揺れ動く中年男の鏡のような、渋さ爆発のいい男振りで、こっちのほうが気になる。

ルルーシュはまず映画の音楽を聞かせイメージをわかせてから演技指導に入ったというはなしだが(本当かどうかは不明)、こういう音楽にあう男性というのはかなり少ないだろうなぁ、特に現代の日本では、と思う。

仕事熱心だがそれだけではない。話がうまいがしゃべりではない。軽薄でない。教養あり。行動力あり。いざという時の思いきりあり。今までの経験が作る感じのいい顔。感じのいい服。下品でない女性への態度。ちょっと優柔不断。ワルにはなれない・・・映画は見ていないがイメージだけでこんな感じ。

「パリのめぐり逢い」のサントラが似合う男。うーむ、かなり高いハードルである。

こういう感じですね。

明治国際医療大学

 明治国際医療大学(旧名:明治鍼灸大学)に行った。

 うちの鍼灸院のキュートK先生の母校であり、日本鍼灸界の中心的存在であるが、今度鍼灸を使ったあるスタディをクリニックで行うにあたって、ご挨拶がてらお知恵を拝借しに行ったのである。

 「すごい田舎です」とやたら言うK先生を隣に乗せて車は名神から京都縦貫道に入り、丹波になって景色は日本の原風景のような緑あふれる世界となる。いいところである。景色に気を取られていると突然近代的な建物が。大学、そして病院である。大変立派で感銘する。

 病院の中は大変近代的であり、大学もキャンパスというムードにあふれている。こんなところで学生生活を送れるものは幸せである。そう言うとK先生は、「本当に何もないですよ」と言う。彼女はシティガールであり田舎暮らしは結構トラウマだったような。

 彼女の同級生であるY先生、後輩のSさんと実際的な話をしたのだが、指導教官である矢野教授(鍼灸界では世界のヤノと呼ばれる)も同席され、教授会までの1時間余り楽しくお話を聞く。矢野教授は「第3の脳」という皮膚の可能性を探った大変面白い本にも登場され、それを読んで僕もお名前は前から知っていた。

 「第3の脳」は、皮膚と脳はもともと外胚葉という同じところから発生していて、皮膚は単なるバリアーでなくそれ自体思考する臓器であるという革新的な面白い本である。そこに矢野教授は鍼灸の効果を皮膚自体への作用の点からみて、著者にユニークな視点を提供する人として登場される。

 お話も大変楽しく有益であった。興味をひかれたのは、セロトニンは抗重力筋を支えるという話で、うつ病で脳内セロトニンが減少してくると顔面の筋肉が重力に負けて下がって陰鬱な顔になり、背筋も曲がってうつむき加減になるという話であった。セロトニンは増やさなくっちゃ駄目なのである。面白いなぁ。

 矢野教授以外にも2人の教授とお会いすることができたのだが、印象的だったのは皆さん大変紳士で素敵な大人、研究者という感じだったことである。医学部の教授というのは時々虚勢というか、まあ大人気ない方も結構散見されたりするのだが、大違いである。まぁこの話はやめとこ。

 で僕は明治国際医療大学のファンとなり、帰りは京都で晩飯を食べる。川床をやってたのだが、あまりの暑さでうちに引っ込む。午後7時でこれである。かなわんなぁー。ここで外で食える人というのはかなりの精神力である。我慢大会みたいでしたが。

Bye bye, summer !

ムーア軍団

 土曜日は上半期の報告会をした。

 午後6時から、外来、鍼灸院、3つのデイサービス、ケアプランセンター、訪問リハビリの各セクションから、今までの目標(内容や営業的なものも含めて)達成率、今後の目標に対してプレゼンをしてもらう。事務長から介護領域の具体的な経営状況(うーん…)のわかりやすい報告。介護部長の「ふわり」君は、現状、これからについて45分間熱弁をふるう。

 僕は事前の打ち合わせから考えて、介護に携わっている皆さんに覚えていただきたいことを3つ話す。

  ①プロなんだから、私的な感情は仕事場に持ち込まない。

  ②自分のセクションのことだけをするのではなく、他の部署にも協力を惜しまないこと。

  ③見かけを大いに意識してほしい。服装、部屋の片づけ、それは中身を反映する。

 うちのスタッフは本当にいい子が多い。ポテンシャルは素晴らしい。だから目標は「全国区」だよ、「全国区」!と言う。

 目標は高いが全く無理だとは思ってないんだなぁ。3つは基本だが、戦略的な目標(素晴らしいソフト)はまた別にある。

 上の写真はアニー・リボヴィッツ氏の写真集から僕が撮った1番好きな写真。マイケル・ムーア氏とその手下達である(上部が切れちゃってるが)。見よ!この面構え!

 こういう集団が理想なんだ。

 

 

ハウス

 2日前は真夏だった。

 僕は久しぶりに夏草の上を走り回っていたのだが正直ちょっとばてた。2リットルは水分を取った気がする。「暑すぎる…地獄だ!何かがおかしい」「・・・といっても大体こんな日に外に出て遊んでいるほうがおかしいけどね」「・・・確かに」

 

 しかし今日は風に秋のにおいが混じっている。

 午後の外来が早く終わる日だったので、午後7時前にオープンにして阪神高速にのる。陽のあるうちにオープンは珍しいので湾岸線をチョイスして帰ることにする。西に向かえば夕焼けが美しい。最近やたら夕焼けが美しい。世界が終わるみたいだ。

 夕陽を眺めていたらこんな風に夕焼けの印象的な映画があったのを思い出した。

 「ハウス」です。

 大林宣彦監督のデビュー作。家が7人の少女を食べてしまうという、ホラーのようなコメディのようなアイドル映画のような。つまらない日本映画しか知らなかった僕はこのあまりの新鮮な感覚に衝撃を受けたのだ。場末の映画館も探して3回は見た。DVDがなかった頃は、気に入った映画はわざわざ上映館を探してはるばる見に行ったのだ。

 ちなみに僕の人生を変えた映画、ルルーシュ監督の「男と女」は5回くらい見ている。僕がこんな風になってしまったのはこの映画のせいです。僕が悪いんじゃありません。「ハウス」も 今の僕の形成に数%は影響を与えている。

 池上季実子、大場久美子、神保美喜とかいう、僕と同世代の人ならわかる、おおっ!というラインナップ、それ以外にも豪華キャストがシークレットで出ていてそういうのも新鮮だった。池上季実子さんは僕の大学のクラブの後輩の男の子を初恋の人として指名してワイドショーから連絡が来たこともあって、一時個人的に非常に親しみを感じていた。全く関係ないけど。

 「ハウス」なんて覚えてるのは僕だけか?そんなわけがないと思っていたらやはりいました、マニアが。いまだに「ハウス」のマニアのHPがあった。しかも驚くことに、この33年前に作られた映画が昨年から北米を巡業しているらしい。外国映画を配給してる老舗のアメリカの配給会社が配給を決めたとのこと。

 おお神はいるのである。何も知らないでアメリカに行って、「ハウス」を映画館でやっているのを見たらちょっと衝撃だな。人生にはこういうことが起こり得るのだ。捨てたものじゃない。