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流木 イン セプテンバー

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今週は久しぶりに流木号に乗って波の合間を漂おうと思っていたのに台風との天気予報。どう考えてみても木曜日は雨みたいなのでカヤック部員と「しゃあないねー」と順延を決める。

ところが朝7時に目が覚めると陽が射しているではないか。ちょっと待て、話が違うぜと部員たちに連絡を取り、急きょ白浜に向かうことに。女子部員も行く気だったがあまりの急に間に合わず、男爵とイッシー(初参加で奴隷扱い)の3人でお昼過ぎには白浜に着いた。

夏のような日差しである。海の匂いがする。これこれ。セットアップもすばやくなり午後1時には海の上にいた。水は全く冷たくなく、風はそよ風、波は適度にワイルドと理想的である。前回来たときはひたすら漕いで披露困憊となったが今回は何となく慣れて(漕ぎ方も全身を使ってオールを動かすと楽であることが分かる)ただひたすら快適。ビールを持ち出し途中で漂いながら飲む。これがやりたかったのよ。極楽はここにある。

イッシーはみずすましの様にオールを海面に滑らせるだけ、湿らすだけで「疲れた」と暴言を吐くが、このシチュエーションに免じて許してやろう。桟橋から我々をじっと観察していたおじさん(東京に家があり白浜と1か月ごとに住み分けている優雅なリタイアピープル)が「大人の遊びだね」と的確な感想を述べる。

そう、大人の遊びである。もう1艇あるともっと楽しいな、とイッシーが奇跡的にまともな意見を述べ、我々は急にイッシーに丁寧に接するようになり購入を勧める(彼はIT会社の社長なのである)。来年の春は2艇一緒に川の上から花見をしましょうよ。いいっすよー。

あまり寒くならないうちにもう一度来よう。もう一度Good Day Sunshine を。やっぱり動かないと快楽は手に入らないね。思想は重く腰は軽く。