月別アーカイブ: 2014年1月

死ぬまで りくじょうぶ

たすき

「いけおか だいじょうぶ?」、じゃなかった「いけおか りくじょうぶ」?? この妙なものはなんだ?

これはねー、たすきです。わが法人の誇る陸上部が来たる2月2日、八尾市民大会駅伝競走大会(長ったらしいが正式にはこうなる)に出場するので、名ばかりリーダー、「男爵」の奥様が渾身入魂で製作された、ソウル ツー ソウルのたすきであります。

一昨年位からジョギングを趣味とするスタッフが集まって、時々仕事が終わって夜の大阪城公園を軽く流した後ビールを飲んで解散という魅力的なことをやっていた。各々市民マラソン等に出場していたのだが、今回精鋭が結集し、初の駅伝大会出場となった。

陸上部は法人の広報誌に「Born to run ! 走るために生まれた!! 」というガセ記事を載せたところ結構注目されるところとなり(クリニック周辺でも走っている人が多い)、デイサービス送迎車運転中で停車している時、「走ってるんですか?」と声をかけられたりしている。

ある時、広報誌を見て、娘さんを一緒に練習に参加させてほしいというお母さんから電話があった。電話を受けた男爵は、これはいいマネージャーができたワイとほくそ笑みながら「どれ位走られるのですか?」と訊いたところ、10数回フルマラソンを完走されていることが分かった。当陸上部でフルマラソンの経験のあるのは2人で、他はほぼ素人なのである。当陸上部の入部条件の第一は「足が遅いこと(少なくとも俺より)」なのである。涙をのんでお断りした。

そんなへなちょこ陸上部が、どういうわけか駅伝に出ると張り切っている。全員顔を黒く塗って、仮想山梨学院大学駅伝部で行くらしい。史上もっとも足の遅いアフリカ軍団である。院長!たすきの裏に何か書いてください!とのことなので「18 till I die  死ぬまで18歳 !」と書くことにした(村上春樹氏のトライアスロン用バイクに書かれているね)。ブライアン・アダムスの曲である。みんな!18のつもりでいけ!死んでもいいぞ!

踊る花嫁

hanayome

この日曜日、スタッフの結婚披露宴に出た。  いや、いい披露宴でした、本当に心に響く・・・。

で、それとは別の話であるが、披露宴でサプライズがあった。新郎新婦の今までを映像で見せる趣向であるが、突然映像が途切れる、係の人が慌てて「ちょっとお待ちください!」と言ってガチャガチャしてる。バックの音楽は流れ続ける。と、するとウエイターの男性がリズムに乗ってファンキーな踊りを突然始める。おおっ!芸達者過ぎるぜ!大歓声とともに、みんなノリノリとなる。するとあっという間にダンスに加わる人が増えていく。ウエイターの人達だけでなく事務の係りの人もカメラマンも。みんなステップが、振りがばっちり合っている。そして新郎が踊りだし、やがて新婦も・・・。

ここで、これは演出なんだと気がつくのである。これはフラッシュ・モブと言って、最近かなり流行っているらしい。街頭で、ショッピングセンターで、そして披露宴などで、突然ダンスが始まる。そして瞬く間に多くの方が加わっていく。10代、20代の人は結構知っていたようだが、我々のテーブルは30代以上の人ばっかりで、ただただ驚き喜んでいたのである。

後でネットで見るとすごく多くのフラッシュ・モブがアップされている。しかしどれも楽しいなぁ。みんなが楽しそうにダンスをしている姿は本当に気分がよくなる。最高。特に意外な人というか職種の人がダンスを始めるのが面白い。コックさんとか道路工夫の人とか軍人とか。

そういう意味でクリニックとか病院はグッドな場所である。うまくやればね。でもきっと小児病棟とかで、誕生日の女の子のお祝いなんかでやってそうな気がするなー、ぜったい。是非なんかの形でやりたい。

 

「狂」「癡」「愚」

stay

朝珍しく紙の新聞をペラペラしていると印象に残る記事を見つけた。朝日新聞の天声人語で、サマライズして紹介すると・・・

漢字学の白川静先生は好きな3つの漢字に「狂」「癡」「愚」を選ばれた。「狂」は好むところに溺れること、憑き物がおちないことをいう。世間の埒外に逸出しようとする志であり、最大の賛辞であった。「癡」は「痴」の旧字であり、うつつをぬかす意であるが狂ほど激しくない、控えめな狂。「愚」は動きが鈍く機略に乏しい意であるが、大賢は愚なるがごとし、甚だ高次の徳性を意味する語。この3つの文字は<人間の至境>を意味するのである。

白川先生のイメージを裏切る意外なセレクション。しかしこの選択は稀なものでなく洋の東西を問わないのだな。英語圏でCrazyというのは往々にして褒め言葉として使われるし(「狂」と同じイメージだね)、スティーブ・ジョブスの有名な言葉「Stay hungry, stay foolish」(もともとはWhole Earth Catalogの裏表紙に印刷されていた言葉らしいけど)もある。このfoolishは「癡」「愚」という感じだね。

他人の思惑を気にせず自分の好きなことにひたすら打ち込むこと。この3文字の意味するところをまとめるとこうなるか。これが<人間の至境>であると。これを続けることのできる人間がいつか至高の境地に達することができる。

僕の大好きな詩「もっとたくさんのデイジーを摘もう」も結局は同じことを言っているような気がする。

昨年一年はデイジーの年にしようと決意していたのだが不十分だったなぁ。でも下地は出来たような気がする。今年が本番だね。

 

チベットからの帰還

フじ

明けましておめでとう御座います。

昨年12月は仕事もお付き合いも多く(思うところがあって断らないことにしたのだ)、気がつけば新年である。昨年は夏から週2回の筋肉トレーニングが定着したということで記念すべき年であった。

10年近く前にアキレス腱の手術をしてからずっと足が不調で、今年の春からだめ押し的に座骨神経痛が発生し、悪くすれば本当にそのまま歩けなくなってたんじゃなかろうか・・・というところからの奇跡の復活である。なにをオーバーな、と思うだろうけど、まぎれもなく本人の実感である。7 years in Tibet というブラピの映画があったけど、僕も何年間か別の世界に住んでいたような気がする。

体重が3kgほど減り、ウエストは測ってないけどかなり減少し、久しぶりに行ったゴルフ場で風呂に入ったが、うむ、なんてみんなおっさん体型なんだ、と軽く自己満足を覚えるくらい(イヤなやつだねー)変化が見られた。

で大晦日、元旦と1年分くらいアルコールを飲んだので、2日からとりあえず自主トレを開始。30分の有酸素トレーニングを入れて1時間ばかり運動したが、やはり気分がまるで違う。フィジカルトレーニングの1番の効用はメンタルだ。元気であるために食事、運動、メンタルというのは3大チェックポイントであるが、これらは全部つながっていて、起爆装置として一番有効なのは運動だと思う。最近やたら走っている人が多いけれど、彼らもそのことがよく判っているのだろう。

週2回の筋トレ、3回の有酸素運動が継続出来れば不死身である。年をとっても何か新しい素晴らしいものを見つけることが出来るだろう。うう、楽しみだ。