今日の朝はちょっと寒かった。いつも犬の散歩の時に会うビジネスマンも「いや、冷えましたねー」と言いながら通り過ぎる。僕は原則的に1年中半パンで過ごせたらいいなと思っている陰影に欠ける人間なので、秋になると昔からなんか心細くなってくる。最近は全然見ないけど、コスモスなんて見ると子供心にもユーウツになったりしたもんだ。今も進歩ねえな。
With hot coffee, you see a warm heart・・・温かいコーヒーがあると、あなたは温かい心情を見つけることが出来る。んっ?これはエール大学の心理学者が最近発表した論文のタイトルである。
暖かいのと冷たいのと、飲んでいるものの暖かさにより、そばにいる人への感情が違い、温かいものの時の方が好意的に感じるのだそうである。これは彼らの以前の研究で、実際に二人の離れている距離によりその人への好感度が違うという結果から類推され、計画された。温度は相手への評価だけでなく、その人自身の行動にも同様の影響を与えるとのこと。暖かいコーヒーを飲んでいる方が、アイスコーヒーを飲んでいるときより優しくなっているようである。
これは脳において温度変化により励起されるパートは、ある種の精神障害で他人と協調できない、また他人の信頼性を全く評価できないケースで障害されるパートと同様であるとのことで、実際の温度と、精神的に感じる温かさ、冷たさとは密接に関係していると考えられる。
心が暖かい、冷たい、心が離れている、近い、こういうのは単なる比喩ではないということね。以前いじめられると、実際に脳の部分で身体的に痛みを感じる部分が同様に反応を示すというペーパーを読んだことがある。物理的なことと心理的なことは密接に関係しており、心が痛いとか感じを表す言葉は単なる比喩ではなく、実際にそう感じているのである。
ということはー、僕が心の暖かい親しみやすい院長であるという感じをスタッフのみんなに持ってもらおうと思えば、みんなに厚着をしてもらってできるだけベタベタと近づいて話せばいいのだな・・・・暑苦しいヤツと思われるだけか。やめとこ。