昨日はお昼に城東区保健センターで講義を1時間ばかりやらかしてきました。「さびない身体を作る」というテーマで何回かの続きもの。第1回の講義として「実際的アンチエージング」というテーマをお話してきました。
聴衆は40代から70代くらいで、そういう講義に参加されるくらいですのでいたって健康でした。BMIも17から25まで、喫煙は男性2人のみ、サプリメントも人工でなく天然のものを選ばれ、食べ物を買うときはちゃんと裏返して含有成分の記載をチェックするという優等生ぶり。
もう言うことはありません。
パワーポイントで「オォッ!」という反応があったのは、1卵性双生児である40代女性2人の顔の写真をお見せした時でした。
この違いはなんでしょう?食生活?運動習慣?いろいろ出ましたが結論はシンプル、煙草です。喫煙歴が本来そっくりな二人をここまで引き離してしまうのです。おお、神よ。
禁煙外来をやっていても、禁煙達成率は女性のほうが悪い。煙草をやめると太る、便秘になるなんていう理由以外にも、女性のほうがニコチンの中毒性が強いという説もあります。健康に及ぼす害も男性より強く出る。
美白に熱心になるより前に、女性の方はまず禁煙を。「実際的アンチエージング」の第1歩であります。