最近のグッドニュース。今年で3回目の発表となる「日本通所ケア研究大会」において、当法人からの発表が最優秀発表演題に選ばれたのである。・・・素晴らしい!でかした!である。
内容は認知症にアロマテラピーが有効であるとの文献から、当院の認知症対応型デイサービスで半年にわたりアロマディヒューザーを使用、アルツハイマー型認知症の利用者さんの認知機能と周辺症状がどう変化したか調べたものです。結論は認知機能は変化なかったのだが、これは保たれていたともいえる(残念ながら対照群が無い)。周辺症状はやや減少か不変というところ。アロマ前の認知機能と嗅覚は相関するが、結果は嗅覚とは無関係のようであった、といった内容である。
当院には抗加齢医学会認定指導士が鍼灸師、介護福祉士、PTと3人いて、彼らを中心に僕を含めて6人が月に一度、仕事が終って午後9時過ぎまでミーティングを開いている。今年の抗加齢医学臨床データ報告会で好評だった「テストステロンと顔の縦横比の実証」もここから出たし、今回の演題もミーティングから生まれた。
僕にとって嬉しかったのは、今回のデータはあまりぱっとしないので発表は見送ろかと言ったら、彼らが何とかカッコをつけて発表しましょう、いけますよ!と押してくれたことであった。
発表者であるデイサービスチーフ O君とデイスタッフの頑張りが素晴らしい。そして本来専門の内容ではないところでも興味を持って取り組んでくれる向上心の強い抗加齢ワーキンググループの面々に敬意を表します。一つのクリニックでもここまで行けるという限界をどんどんあげていこーぜ。