今日も少し雷が鳴った。夏の夕立だ。個人的には大変好きです。雷、稲妻。
一人部屋にいるとなんか暗くなって、雨の匂いがして、部屋の中が夕暮れの暗いオレンジ色に満たされる。するとドーンという腹の底に響く雷鳴と、激しく降る雨の音。キャーというような子供のはしゃぎ声。そしてピカッと白く外が光る。
なんか自分が子供の頃を思い出す。
サンダー・アンド・ライトニングですが(ギルバート・オサリバンにこんなタイトルの曲があったな。アローン・アゲインの人です)、この二つの違いは?
他にもあるのかもしれないが、落雷の場合はサンダーは使わずライトニングを使います。さすが稲妻。サンダー・アンド・ライトニングで「激しい怒り」の意味もある。ライトニングだけだと「ひじょうにすばやい」って意も。
小学生の時に父親が「雷鳴と汽車」というレコードを聞かせてくれた。激しい雷鳴の中を汽車がひた走る記録レコード。リアルな雷鳴と、悲鳴のような汽笛が鳴り響く臨場感溢れるレコードでしたが、僕はその頃ベンチャーズのエレキギターの音に目覚めた頃であり、「それで」って顔をしていたのだろう。喜ぶだろうと思って期待していた父親の残念そうな顔を思い出す。でも今でも覚えているのだから印象深かったんだね。
梅雨が明けてせいぜい3週間くらいが日本の夏の盛りだと思う。
吹けよ風、呼べよ嵐!(ピンク・フロイドだって)