なんでかな?イン・ザ・ダーク

 この連休は東京にいました。「医療の質と安全学会」が東京ビッグサイトで開催されており、うちのスタッフが発表するので(僕は一部のデータ集めに協力しましたが内容に関しては大学が主体です)行ったわけです。学会は成功裡に終わり、むこうでは偶然J東中央病院のF院長、TQM推進室所属で薬剤師のTさん、看護師のKさんという知った顔にも会えて(非常に熱心に医療システムの改善等に取り組まれています。発表も3題以上されてました)面白かった。

 

 で、夜は折角東京に行くならと前から行きたかった「Dialog in the darkhttp://www.dialoginthedark.com/ へ。これはドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケ氏の発案で、自分の手も見えない真っ暗闇の中で視覚障害者の方にガイドされて1時間以上いろいろな経験をするというもの。もう最初に開催されてから10年となり、世界中100都市以上で開かれています。日本でも常設展にするべく努力されているようです。

 

 人間がいかに視覚に頼っているか、視覚障害の方がどんな世界を生きておられるかが理解できるかもしれないし、そして真っ暗闇の中では自分が普段感じたことの無い別の想念が沸いてくるに違いありません。多くの方が絶賛されておられるし、会場に入る前(1グループ8名に限定されており、他のグループが帰ってくる様子を見れる)体験した方達の感激した様子を見るとすごく期待してしまいました。

 

 で結果なのですが、正直なところ「?」。何か僕にとって暗闇はあまり異次元では無いのですね。なにかもっと特殊なことが起こるかと思っていたのですがそういうわけでもなく(真っ暗闇のバーはよかったです)、時間の認識がかなりずれたことが発見でした。①期待しすぎ ②感受性鈍し、といったとこが原因か。もう1回いくと案外かなり違う感想かもしれません。考えてみよう。

 

 その後行ったレストラン空振り(下調べ十分したのに!)、ホテル空振り(下調べ十分したのに!)その他detailも空振り!という具合で、それが原因か分りませんが、どうも東京に対する印象がかなり変わった。

 

 20数年前学会で行った冬の東京は、大阪と違いグレー、黒、こげ茶の服装の人ばかりで、「おぉなんとシックだ。都会だ・・・」と感じた少年はその印象をずーと引きずっていて東京はかなり好きだったのです。ご飯もおいしいしエンターテイメントは関西とは段違いに充実してるし、楽しいとこやなー、だったのですが、どうも違うぞ。物価めちゃ高い、安っぽい、人情も表面的な感じで、街はきれいですが、どうも東京は不景気にあえいでる感じがします。まぁ行った場所とか体調とかによるのかもしれませんが。

 

 でも新大阪に帰ってくると、ごちゃごちゃで食べ物の匂いなんかも漂ってたりしちゃってるのですが、住むならこっちね。はっきり確信しました。マイ・スゥイホーム・オゥサカ♪♪(ファニーカンパニー時代の桑名正博調で)だ!

 

 

 

 

なんでかな?イン・ザ・ダーク」への2件のフィードバック

  1. あるく

    着ぐるみ院長先生、お疲れさまでございます。
    東京、あるくも好きなのですが、時々行くなら東京という感じです。
    表参道の裏手に銭湯があるのですが(今はどうか知りませんが)、そこには人情ありかと思いきや、やっぱり番台も東京でした(泣)。
    東京はおしゃれだし、ごはんもなんだかんだいって美味しい、やっぱりなんでも東京が中心でありますが、、、先日、飲みに言った心斎橋のバーの店員さんが「(池乃)めだかさんがさっき前通ったんです」と。わたくし、やっぱり大阪が好きであります♪

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  2. 着ぐるみ院長

    あるく君

    コメント サンキュー。
    東京は確かにいいところであります。住んでみると価値も
    分ってくるかもとは思うのですが、人間の環境には適正の
    大きさというものがある。
    仕事や遊びにはいいですが、暮らすには地方都市のほうが、と
    思っております。
    大阪、神戸、これでもちょっと大きいですが(盛岡位が
    最適との調査あり)そこはキャラで!
    大阪、いいところです。

    返信

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