ラスト・ワルツ

 なんか涼しいなぁ。せっかく夏満載の予感がする(髪の毛もスキン・ヘッドにしたのにー、ウソ、刈上げ短髪)先週でしたが、雨は降る、朝晩これ寒くない?というご時勢にふさわしい中途半端な今日この頃。

 日曜日家にいるときは、なんとなく宿題がたまってるのを片付けなきゃなーという落ち着かない感じでちょこちょこ仕事をする(そして予定の2割もいかない)これまた中途半端が多いので、今日は前から見ようと思っていたDVDを見ました。

 「ラスト・ワルツ」です。おっ、と思ったあなた、ロックファンね。これはザ・バンドのラストコンサートをあの名匠(でしょう?)マーティン・スコセッシが自分がインタビューもして監督した記録映画です。

 僕はザ・バンドのファンというわけでもないのですが、絶対見ろというお勧めがあったので。結局やった曲は全部知っていました。あの頃のロックファンにはそれだけ影響が大きかったのですね。

 リーダーのロビー・ロバートソンはカリスマですが、その魅力が僕には全然分からなかった。ところがこのDVDを見てちょっと分かりました。クールでシャープで、それでいながらロックのクレイジーなところもちらっと垣間見せる複雑なタイプの男の人です。

 でも何でバンドを止めるのかという質問に「18年もやってりゃ十分だよ。それに、伝説のロックスターのようにツアーで死にたくない。考えたくもない」とロッカーらしからぬ発言をします。他のメンバーをみても素朴で音楽が好きで、いわゆる普通の考えを持った人たちがやっていたんだという印象を持ちました。

 彼らはその後、ソロで華々しくという噂は聞きません。映画の最後、総てが終わって古いフォークソングをカントリーバンドのような感じでボーカル無しで演奏する(異様に美しい響き)姿が一番真実に近い気がします。

 ロックのカリスマのラストコンサートというより、マーティン・スコセッシが大好きなバンドのラストを撮りたかった、プライベートフィルムのような気がしました。そしてその分、なんか愛着のわく映画でもあります。また見よっと。 

 で、これで1日が終わってしまった、様な感じ。生産性問題あり。まぁいいではないか、な。

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ゲストではクラプトンがミュージシャンとして抜き出ている印象がありました。さすが。

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