フィットする社会

 竹内教授の「認知症のケア」を読む。新鮮な驚きを与えてくれる本であるが、その中に認知症は孤独、孤立から生み出されるという文章があった。若年性アルツハイマー病など例外はあるが、高齢者の認知症が定年後に増加することはよく知られた事実である。人間は極めて社会的な動物であり、社会から切り離されると弱い。

 最近の自殺予告に関して軽々しく論評することは出来ない。だけど学校が彼らの社会であり、そこで疎外されることの苦しさはリアルに感じることが出来る。「社会は唯ひとつだけではない」「そして君自身もいつまでも同じなのではなく時とともに変わり、それとともに社会も変わっていくのだ」「今、ここ、だけにとらわれるな」と言ってあげたい。届くかどうかは判らないが。

 日本の場合、仕事を止めることは社会から切り離されることとほぼ同義だ。別の社会を持っている人は別だが。僕に別の社会はない。「俺はリタイアしてヨットやゴルフ場のグリーンの上で死ぬ気はない。この仕事場の机の上で突っ伏して死ぬのだ」というアメリカのニュースキャスターの言葉にシンパシーを感じる僕にとって、仕事とゴルフは等価、つまり毎日仕事であり遊びであるということだ。両方とも100歳まで止めるつもりはない。

 この幸福を感謝して100歳まで続けられるように自分を鍛えていこうと思う。そして苦しんでいるティーンエイジャーがフィットした社会を見つけられるよう心から祈る。

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世界は君を待っているぞ、本当に

フィットする社会」への2件のフィードバック

  1. sega

    先生ほんとうにゴルフがお好きなのですねー。昨夜22時のNHKで鎌田DrのPPK(ぴんぴんころり)に「そうだよねー」と妻と二人して感心していました。元気で仕事も遊びも楽しんで、コロリといければよい人生だったと言えるなーと思いました。努力しましょう。

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  2. decency

    sega君、コメント有難う。PPKはいいですね。実は僕自身のその場面も心の中には具体的にあるのです。また教えてあげるね!

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