第3回脳心血管抗加齢研究会

 土曜日診療が終わってから、「第3回脳心血管抗加齢研究会」に出かけました。

 大阪大学の森下教授をはじめ愛媛の堀内教授、千葉の小室教授、熊本の光山教授と、今まさに旬の先生方が1人40分ほど今されている仕事のレクチャーをされたのですが、血管を守るため、老化を防ぐためにはどのようなことをすればいいか、というか基本的にはどのような薬品が有効かという話であります。

 参加者も大学関係者が多く全部で100人いってないか。ちょっともったいない。かなり学術的な話題も多い。うちの鍼灸院の小西キュート院長と参加したのですが(彼女は今年抗加齢医学会認定指導士をとる予定)、まあそうだろうなという予想できる範囲の話題の中(時間もないのでかなり流されている感じもあり)、森下教授のアルツハイマー病の予防については、これは早期介入で飲んだほうがいいかな、とチラッと思うくらい説得力もあり面白かったです。

 ARB(アンギオテンシン受容体拮抗薬)は今高血圧の人に処方するファーストチョイスとなっていますが、本当に多くの他のすぐれた作用が報告されています。今回もARBが中心だったのですが、今日本で出ている数社のARBの中でどれがどうよ?というのが一番興味あるところで、どうもかなりスポンサーに偏りすぎてんのちゃうん!!というのが気になりますが、客観的評価であれば素晴らしいことであります。

 ARBに限らず老化阻止に有効な可能性があるいくつかの薬剤が最近出てきていますが、いずれもメタボ関連のもので、肥満、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症はやはりやばいということです。皆さん気をつけましょう、甘い言葉と暗い道、じゃなく暗い言葉と甘い道(ネガティブな考え方と甘いものはだめってことね!)。

 

次回も多分行くだろうな。

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