キャスリン・ビグロー

 おおっ!なんて時は早く過ぎ去るのだろぅ!前回坊さんのようなことを書いてからもう5日も過ぎた。つまりは時間の使い方が悪い。

 で、キャスリン・ビグロー監督である。彼女が「ハートロッカー」でアカデミー賞を貰ったときの写真を見て感銘を受ける。

 美しい!58歳!?ウソでしょう?

 15年以上前に「ブルー・スティール」という彼女の監督した映画を見て(女性警官の話です)、その紹介の記事にサングラスをかけた写真が載っていた。カッコよかった。その後、ジェームス・キャメロン監督と結婚し、離婚し、久し振りに風貌を拝見したが美しさに凄みが加わっていた。こうでなくっちゃいけない。

 「アバター」でボロ負けした元夫のキャメロン監督は、お祝いのスピーチで「結婚していたとき、彼女は主張を曲げない暴走タイプでよく僕とぶつかったんだ。でお祝いとしてプリウスを贈ることにしたよ」(オイオイ)とこじゃれたことを言って大うけしていましたが、結婚生活でも彼女はきっと怖かったでしょうね。映画通である外来スタッフのT・ゲンズブール嬢(勿論愛称)は「彼女は男ですよ、怖いですよー」と言ってましたがさもあらん。作る映画といい、風貌の迫力といい、ナヨナヨしたステレオタイプの女らしさは微塵もございません。で、ぼくはそんな女性が割りと好きなのである。

 オスカーを掲げた写真はウエスト回りがほんのちょっと58歳を感じさせますが、それよりも美貌、若さ、意志の強さが前面に出ています。ボーと時間を過ごしていたらこれは出来ない。かなり克己心、自己抑制の強い、ストイックなところがあると思います。

 輝く女性であるキャスリン・ビグロー監督を見、男の時間の使い方について思いを馳せるのでした。

  

凄み抜きの写真です。

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