ブック・ショップは海

 僕はワーカホリックである。違うなー、微妙に。アル中?こりゃ、ぜんぜんだ。一時お昼からよくビールを飲んでいたりしたが最近は飲まないほうが熟睡できる。友人からもらったオリジナルのウイスキーは飲んでるけどね。ミュージック・アディクトは?かなり近いが、アイポッドで街を歩いたり走ったりという感覚はまるでないのでやはり違う。やはり活字中毒である。これが正解。別に誰も訊いてないけど。

 本屋さんは昔から最も心休まる場所である。いい本屋さんが見つかると、とても気分がいい。グッド。昔、西宮北口に敷地の3分の1くらいを喫茶店のようにしている本屋さんが在って、買った本をそこで読めていい感じだった。本のセレクションも抜群にセンスがよかった。最近久しぶりに行ったらなんと!全部喫茶店になっていた。びっくり!経営者はいっしょである。本屋さんは難しいんだ。とても残念である。本屋さんは置いている本にかなり個性があって、自分の好みにあった本屋さんというのは非常に貴重なのであるが。

 よく本屋さんをぶらぶらしていると、日によって本のあたりの調子がかなり違うというのがわかる。釣りみたいなもんである。こいつは面白そう、という本が次から次へという、思わず涎が出そうな大漁の日もあれば、読みたかった本を見てもあまりピンと来ず、そのまま何を見ても「もひとつねー」となって寂しく帰る日もある。大体どんどん来る時は体調もよくバイオリズムも上昇中という感じの日が多い。自分のコンディションが本屋さんに行くとわかるのである。

 最近僕の車は、鍵についたドア開閉リモコンの電池が切れかけているのか時々反応しない。ところがなんというか、気合いが入っている時はカチッと反応するのである。明らかに違っているのである。これも体調のバロメーターとなっている。・・・すいません、しょうむないこと言いました。

 いずれにしろ僕にとって本屋さんは釣り師にとっての渓流、海であり、悦楽をもたらす場所、リフレッシュの空間である。仲のいい本屋さんも少し縮小したりしてなかなか大変である。最近実はネットで買うことも多かったのだが、やはり実物を手に取り、パラパラとめくってその気配を感じなければ失敗することが多い。バーチャルな釣り場はやはりだめだ。ちゃんと本屋さんに行こう。もしいいところ知ってたら教えてね。

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おお、快楽の場所よ

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