ちょいダンスおやじ

 「あなたには躾があるか?」俺はない。で、こんな本を読んでいるのです。齋藤薫女史の本ですが、これはなかなかです。主に若い女性を対象に生き方を説く本ですが、365章に分かれていて(つまり毎日読んで1年である)、切れのある短い文章はブログを集めた感じです。雑誌の連載をまとめたようですが。齋藤薫さんは美容の専門家で、いかにも現代に生きる女性ですが、その視点は勉強になる。特に男が考えないようなことを書くので、僕には割りとハッとすることが多いのです。

 その中で、調子が悪いときは腹筋をしようという文章がありました。どうも気分がのらない、暗いというとき、腹筋をしたら気分が明るくなった。精神と身体とはつながっているという内容ですね。これは古くはフランスの哲学者アランが、気分の不調は全部身体的なものだと考えようと「幸福論」で述べていることからもわかるように割とよく知られてはいることなのですが、実際に身体を動かして気分の不調を治している人は少ないのではないかな。

 軽い運動をすると気分爽快になる。誰でもあることですが、ダンスなんかもそれで気分がよくなると思います。盆踊りなんかも同じ。音楽がいいのではなく、身体を動かすことが気分を良くする一番のもとなのですね。パワーリハビリテーションでも、軽い反復運動が脳内麻薬のベータエンドルフィンなどを分泌させ、そこから行動変容が起こるとされています。動かないと精神もどんどん沈滞していくのです。

 何よりも気分が悪いとそれをそのままほっとかないでいい気分にもって行こうというのがいいですね。実際的なアドバイスで、これは是非実行しようと思います。腹筋か?踊るか?

 僕が廊下で踊っていたら気が狂ったのでもなく、気分がいいのでもなく、むしろ不調なのだと思って近づかないように。

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かなり役に立ちます

ちょいダンスおやじ」への2件のフィードバック

  1. sega

    ちょいボラおやじ、ちょいダンスおやじ・・・院長先生の命名はスパイスが効いて面白いです。僕も週末に「サライ」を読んでヨーガをやってみたら、思いのほか身体が軽くなりよく眠れました。次の日は筋肉痛で体中が痛かったですが・・。「30代でサライ読むのは早すぎるだろう」って言わないで下さいね。自然に「躾」も鍛えられて良い本ですよ。

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  2. 着ぐるみ院長

    コメント有難う御座います。「サライ」しぶいなぁ。このー、ちょいシブおやじ!ヨーガは僕も一時トライしましたがこいつはいいですね、要はストレッチですが。
    お仕事うまく行ってますか?健闘を祈ってます。

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