留学を希望する学生の数が激減しているとニュースで言っていました。
京都大学でも137人の交換留学生枠があるが、昨年留学したのは32人だけだったとのこと。テレビでは生真面目そうな学生さんたちがいろいろ言っていましたが、就活もあるし、わざわざ外国に行って淋しい思いして苦労せんでも…、メリットないし、という雰囲気が漂っていました。
ウソやろー?
僕は「最近の若いもんは」とは死んでも言わないおっさん排他・若輩擁護論者ですが、こいつにはちょっと危機感を覚えます。
鎖国すんのか、君達?世界がフラット化し、自分の国だけで凝り固まっていては何も始らないというのは誰でもわかる。若いうちに世界を見ることの重要性を賢明な君達が判らんわけなかろ?そんなに今の生活が快適なんかいな。
アメリカ人ジャーナリストがこんな状態を「パラダイス鎖国」と言っていましたが、こいつは本当に危ないぞ。苦労は買ってでもしろ、というのは死語なんでしょうか。これで「公務員が第1志望です」なんていわれた日にゃ日本の未来は本当に暗い(優秀な公務員の方がいっぱいいるのは知っています。でも昔知り合いだった公務員の若者はトラブル拒否、リスク回避の権化みたいなやつだったので偏見が。申し訳ない)。
優秀且つやる気に溢れた若者がいっぱいいるのも知っとります。何があっても世界に出て行け、と思います。面倒を恐れるな、トラブルは買ってでも解決しろ、3度の飯よりタフな交渉が好きになれ!と叫んで筆をおくものであります。最後の3つは医者にも必須ですね、私見では。
黄昏る帝国かよ