月刊でとっている総合医学誌の特集が「顔の総合診療:顔をみればわかること」だった。顔!顔は大事ですね。病気に関わらず、感情がもろに出ているもんなー。わかりやすい人、見えにくい人の違いはあるが、注意深く観察すればその表情で、まずどのような精神状態にあるか、というか、自分にどのような感情を抱いているかは言葉より確かに分かる。
リンカーンが「人は40歳を超えたら自分の顔に責任を持たなくてはいけない」と言っているが、これは客観的に見たときの印象だろう。何か卑しそうだったり貧相だったりするのは今までの人生が作った顔なので反省しなくてはいけない。この前しばらく会わなかった同級生と道で偶然ばったり会ったのだが、前はややネガティブな、人を拒む感じの印象だったのだが、非常にオープンで和やかないい顔をしていたので印象に残った。彼は努力して大学の教授になったのだが、自信とか今の充実度がうかがえる。
男はあまり顔の手入れをしないので(今の30歳台から下くらいは違うかな)、保湿とかちょっと手入れをすると女性と違いすぐ効果が現れるといわれている。手入れまでは行かなくても、おっちゃんは少なくてもちゃんと自分の顔を鏡で見る習慣くらいはつけたほうがいいであろう。信じられないかもしれないけど一日の間で自分の顔を見たことがないという奴は案外多い。顔は看板であり自分を表現する最適のツールでもある。女の子の顔は気にするが自分のは無視というのは寂しい。内面の充実とともに、表面も少しは磨くのが社会人としての常識であろう。女性は表情を社交上のツールとしてうまく使っている。ここでちょっと微笑んでおこうかしら、なんてね。男もそれぐらい器用になってもいいかもね。
いい顔ですよね