真昼の怪談

 いやー、暑い!朝出勤のとき、7時チョイ過ぎでも30℃を超えてます。こんな時はこれ、これ。

 夏だ!ビキニだ!怪談だ!

 

 ランチタイムのいつものお喋りに、女性スタッフから。

 「昔某大学病院に入院したんです。3階に入院していたんですがちょっと用事があって上の階に行こうと、夜11時頃看護師さんの了解を得て一人でエレベーターに乗った。ボタンを押したんですが上にいかないで下の階に行くんです。誰もいないのにゆっくり1階ずつとまって地下3階までいった。そしてまた上がって元の3階で止まった。すると看護師さんが待っていて「どこ行ってたの!」と言うんです。剣幕に驚いていたら、すぐの気がしたのに実は45分もたっていたんです。事情を説明したら看護師さんは黙ってしまった。後でわかったんですが、病院の建て替えの前は地下3階に霊安室があったそうです。各階で止まって誰かが乗り込んで下まで行ったのかなぁ…」

 彼女はちょくちょくそれらしき経験をする人である。霊感のありそうな…。するともう一人の女性が、

 「六甲とか行くとよく出ますよね。車に乗り込んできたりとか」・・・ 「乗り込む!?経験あるの?」 「よくありますよー。夜景なんか見に行くと、とてもあり得ない場所に人影が立っていたりとか。車にも何気なく乗ってきたりとか」

 絶句!である。まだ大物がいた。彼女は日常的によく見るそうで、特に異常とは思わなくなってきた、そんなもんかぁ、という感じだそうである。友人たちには引っ越しの時とかよく頼まれるそうである。「誰かいない?」かみてほしいと言って。

 すると先ほどの彼女が、「結構いますよね。家とかむしろいないほうが少ないんじゃない?」「そう。でも悪さするのとか、そうじゃないのもいるしね」 「悪さって君になんかするわけ?」 「何もしないけど、見ていると頭が痛くなったり息が詰まったりするときがあって、これは悪い。」

 もう人生観が根本から引っくり返るような話である。一緒に話を聞いていた「もうすぐ結婚改めバタフライK君(高校時代にバタフライで県大会まで行ったことが判明したため改名)」も驚愕の表情である。実は僕は最近、工藤美代子氏の「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」という本を読んだところで、ふーん、こういう人もいるんだと今までの「ない!ない!」という姿勢が微妙にに変化していたところだったので余計に驚いたのであった。

 こういうことってあるんでしょうかね…。案外何人か集まると大概そういった能力を持った人がいるようで、結構一般的な気もする。僕は「幽霊の正体見たり枯れ尾花」、基本的にありえないと思うのですが、この世界は自分の頭の中で理解しているだけでみんな同じように見えているという保証はない。絶対値ではなく、世界の存在は各々で違う可能性もある。気配を感じる能力差なんてのもあるだろうし。科学的に解明出来たら面白いなぁと思うのでした。でも僕には出ないでね。

 

真昼の怪談」への2件のフィードバック

  1. ludivine

    私は、霊感なんかまったくないのですが、
    ただ、亡くなった愛犬が、出て来て会いに来てくれないかな~
    と、たまに思います。

    返信
  2. 着ぐるみ院長

    ludivineさま

    コメント有難うございます。
    実はもう会ってるかもしれませんよー。あなたのすぐそばに
    いるあいつ、あいつですよ!

    このブログはFacebookにもリンクしてるのですが、そっちの
    ほうに結構コメントをいただきました。
    霊とか結構みんな興味ありますよね。親しい。
    そういう存在とは仲良くしたい気もします・・・でもないか。

    返信

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