ビッグ・ボーイの危機

 「あっ、サボテンの先が黒くなっている!」。今まで5年以上苦楽を共にし、30㎝のチビから今では2m近いビッグ・ボーイに成長したサボテンの先が腐食したように黒くなっている。ついこの間までつやつやした若芽の薄緑色だった部分の先に幅1㎝ほどの黒い異常が。

診察室にいるビッグ・ボーイ

 

 植木業者さんに診ていただいて、半分くらいの高さのところから切ることになった。大変残念。確かにこのままだと天井についてしまうのでどうしようか迷っていたところではあった。その気配を察したか。

 植物、特にサボテンは喋るのだという話が昔あった。意志があるのである。「プラントロン」という機械があり、植物の葉に電極を取り付けて電位を測定して音声信号化するもので、植物の環境に対する反応を反映するらしい。そこで聞き取れるのは植物とそこにいる人間との関係性を表現しているようだということ。

 「プラントロン」があればどう言うかな。うーむ、今まで元気だったからほりっ放しにしていたのが悪かったか。反省。スタッフのみんなはちゃんと愛情込めて世話をしてくれていたのだが。ちゃんといつも僕は見ていたんだよ。愛情表現が乏しかったのが悪かったかなー。

 手術がすんだら毎日ちゃんと声をかけてナゼナゼしてあげよう。愛情表現はオーバーにしよう。サボテンに対してだけじゃなくって。そして「レオン」のように、逃亡することになってもちゃんと連れて行くからね。

 

ビッグ・ボーイの危機」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: Decentwork - ビッグ・ボーイの緊急オペ

  2. kiyo

    ということで、無事手術は終わりました。
    お疲れであった。
    乱暴なようだがしかたなかったもん。
    植木屋さんのお話のように二股で新しい枝が伸びてきますよう、
    また切りとった方にも新しい根ができますように、
    祈ってます。

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