脳トレ

 休みで面白い本を読んだ。本の選択には波があって、ぜーんぜん読みたい本が無い時もあれば、あるときはがっぽりある。先週はがっぽりウイークで沢山本を買ったが、その中の1冊。

 「鍛えない脳」。今流行の脳トレですが、著名なゲーム作者(コンピューター・ゲームです。「ぷよぷよ」とか「アクアノートの休日」とか「弟切草」とかの3人の作者)たちが、脳トレゲームを作ろうとまず脳の勉強を始めます。「海馬」とか「脳と仮想」「妻を帽子と間違えた男」など非常に有名な本6冊を読み、間違ってないか医者で脳に関する著作の多い米山公啓氏と対談していくという本。

 結局最初の思惑とは全然違うところにたどり着くのですが、いろいろ興味深い話が出てくる。人間の脳に特徴的に多い(特に右脳に)スピンドル・ニューロンというのが発見されているのですが、それはどうも情報処理能力に関係しているらしい。論理的思考よりも直感の方がスピードは速いですがそれに関係する可能性がある。それを鍛えれば、先が読める、いわゆる予知能力が出来てくるのではないか、とか、今言われている脳年齢というのは単に処理速度の差である。というと脳トレゲームでいえば小学生が一番頭がいいということになる。脳トレゲームで実際証明されているのは脳血流量が増えることくらいで、それと脳の活性化は関連があるかどうかは不明、認知症の予防になるのかも判らない、とか。

 一つの結論は生活習慣が大事で、新しい体験が脳を育て変化させていくので常に新しいことに興味を持って実際に体験していかなくてはならない。楽を選ばず努力する。そして結局その人がどんな目標を掲げどう生きていくかということが反映されるのであるという、真っ当と言えば真っ当な結論に落ち着きました。僕は結構脳関連の本を読んでいるのですが、みんなこういった感じに落ち着きます。特効薬無し、常にめげずに元気で上を向いて歩いていけば神様は見捨てないよ!

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結構チャラけてます。

脳トレ」への1件のフィードバック

  1. ⇔ライタ-タイラ⇔

    文庫好きになっちゃいました。

    前にも少し書きましたが、
    『GOETHE』の仕事で
    愛読している文庫本などを
    取材する機会があり、
    それにつられて私自身も
    文庫を読むようになりました。

    GOETHE (ゲーテ) 2007年 09月号 [雑誌]

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    私がインタビューしたのは、
    日本ロレックス

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