青年よ、再読せよ。

 前にブログでも書いたが僕は注意欠陥多動症候群型か自閉症型かといえば間違いなくAD/HDの方であり、新しいものが好きで落ち着きが無く、そういうお調子者が世界を廻している(多くの場合)と信じている人間である。読書においても同じで、何かを知るにはできるだけ沢山読んだほうがいいと思い、再読は原則としてあまりせず読み飛ばす(学問的なことだけじゃなく)。質より量。

 だけどこの頃変わってきたなぁ。他人事みたいだけど再読の重要性が身に沁みるようにわかってきました。1冊の本は1回読んだだけじゃわからん、多分。あまりにつまらんと思った本は再読しなくてもいいと思うけど、少しでも、ワン・フレーズでも心に残った本は再読の価値があり、残しておくべきだと思います。

 結構熱心に読んだつもりの本でも、少し時間を置いて読んでみるとギャー!と思うぐらい覚えてない。「そうだったのか・・・」と愕然とするくらい新しいことがそこには書かれており、また間違って理解していたと気がつくのである。多くの本を読むより1冊の本を深く何度も読む方が真実に近づくようである。量より質なのだよ。

 この世界に新しいものは無く、総てはもう君の持っているものの中に書かれている。新しいものを探すのではなく、今あるものの中から発見せよ。青い鳥は外にいるのではなく、君のすぐそばにいるのだ。それは本だけではないよ、きっと。

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読むべき本はあふれており、そんなに何度も読めんけどね。限られた数冊は100回読もう。

 

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