「おぬし、確かよな?」「おお、武士に二言はない!」
素晴らしいことである。しかし医者に二言はある。
この変化の激しい世界において、以前の常識が引っくり返ることは稀ではない。医学の世界においても同様であって、10年前の常識が、じつは間違ってましたー、絶対にしないでね、ということは結構起こることである。
今では常識の心臓や脳の急性期血管造影と血管拡張は僕の研修期の頃は本当に常識に反することだったし、内視鏡を使って手術をするなんぞ想像の範囲を超えることであった。つまり二言あるのは進歩するからなのだ。
そんな大技でなくっても、エクセレントな小技もあるぞ。
注射するときアルコール綿で消毒する。常識であるが実はこれはただの水でもよく、極言すれば拭かなくてもいいのである。
皮膚の常在菌は皮膚の酸性環境で生存できる。体内は中性である。注射針で押し込まれても増殖できず、また中性でも増殖できる病原性のある黄色ブドウ球菌などは皮膚ではあまり増殖できず、注射により体内に入る菌数(わずか数個とのこと)ではすぐ免疫機構でやられてしまう。
実際にアルコール綿と蒸留水で消毒したグループを比較した673人参加した結果では、ともに感染は認められなかったとのこと。
すごい。傷の治療は乾かすのではなく、浸潤環境を保つためにサランラップを貼るほうが治癒がきれいで早いというのに続く目からウロコの知見である。
常識を疑う好奇心と柔らかい頭、科学的な推察能力、実行できる決断力がないとこういうことは出来ない。
二言のある医者はすごい実力者なのである。
するのは好きですがされるのは嫌い
先生 こんばんは\(^o^)/昨日の雪はすごかったですね 帰りは大丈夫でしたか? 人も十人十色で病院が好き注射が好きって言う人も 居ますよね なんか~安心を得る為に、先生のお顔を見に行く人も、多いと思いま~す(^.^) それだけ 先生には 力が あると思います お話を聞いていただくだけで、治ったような 感じが します それだけ 精神的なものの 要因が多いって事はこの世の中 ストレス
だらけですよね 先生は聞くほう ばっかりで ストレスは どうして 発散するのですか(^^♪ ストレス事態あるのかな。。。。。。
強靭な心と肉体の持ち主み た い (^_-)
コメント有難うございます。いや、過分なお言葉恐縮いたします。
ストレスねー、ありますよ、そりゃ。でもある頃からあまり悩まなくなりました。悩みのほとんどは他力本願だからで、自分で責任の持てることは全力で努力する(すると悩む時間は無い)、それでだめなら、また自分でどうしようもないことならもう悩まないと決めてからあまりストレスはなくなったような気がします。まあこんなふうだから、いろいろなところにご迷惑をかけている気もします。
ま、なんか判ったような判らんような話ですが、結論としてはあまりやっぱりストレスを感じてないか。ご明察!