田中消化器科クリニック@静岡の大忘年会に、恒例の吉本新喜劇を引っ提げてスタッフ9人で興行を行ってきた。演芸会に参加は3年目、新喜劇は昨年に引き続き2回目のリベンジである。
前回の反省をもとに(何か反省したっけ?)、今回は鉄板の学園ものでアタック!不登校の学生が久しぶりに登校してきたが(アマゾンで宅配で来る)、実は彼は禿げに悩んでいて鬘をかぶっている。ハゲが不登校の原因だったのだ。そこに怪しげなサプリ屋さんが登場し奇妙な薬を内服させるがはえて来ない。しかし彼は「はえてます!きてるー、きてるー」と。彼がかぶっているアマゾンの箱を開くとそこに大量の胸毛が!「そこかっ!」
結論から言うと、今回も期待したほどのお笑いは取れなかった。各場面には抗加齢医学の話題を加え、誰かに似ている・・・という人物も登場し、楽屋落ち満載だったのだが、座長は考えるにそこが今回の作戦の(ささやかな)ミスだったのではなかろうか。我々は田中消化器科クリニックというと完全に抗加齢医学会つながりのため、宴会に来られている方々(130人!)はこういった事は共通認識としてご存じであるという誤解をしていたのだった。田中消化器科クリニックは内視鏡における静岡のリーダー的存在であり、どちらか言うと抗加齢関係の方は少なかったように思われる。わからない楽屋落ち・・・ここだ、問題は。きわめてマイナーな楽屋落ちほど面白いのに。
僕はあの優秀且つ実直なヘルシーパスの田村社長の偽物役で、メルシーパスのダムラーという、きわめて胡散臭い人物を演った。個人的には実に気に入っていて、終了後もヘルシーパスの方から「田村は喜んでいましたよ!」という暖かいお言葉もいただいたのだが、本当に失礼しました。
しかし楽しかった。この忙しい11月に外来終了後遅くまで何回も練習した外来、介護のスタッフのみんな、ゲストスター、エルスワンの石田アマゾン社長、そして参加しないでも劇を見て意見を述べてくれたスタッフのみんなに心より感謝したい。
会場に向かう前の会話
外来チーフO嬢「あれだけ練習したこと、みなさん判ってくださったらいいですねー」
私「あのさ、練習したなーって思わせるのってなんかカッコ悪いじゃない?来る前30分間だけやりましたって感じで、さらっといって笑わせるほうが粋だよ」
O嬢「きっと本当にそう思われますよ、全然やって無いなって」
うーむ、そう思われたのなら切ないな・・・