ロックは見た目が9割

csn

CS and N に行ってきた。何のことですか?だろうのぉ、一般ヤングピープルには。Crosby, Stills and Nash である。僕のような遅れてきたウッドストック世代(既に死語か?)にはほぼ神様のようなスーパーグループである。現在一緒にロックレジェンドのコンサート地獄巡りをやっているラブ作君(以前はR作だったが諸事情により愛に生きるラブ作と改名)から「今度来るで」と連絡をもらい、「しんじられない・・・」と思いながら遂に会場に来てしまったのであった。本当にCSNが見れるのか・・・。

一時一番好きなグループだったなぁ。でもファーストアルバム、セコンドの「デジャブ」、そしてライブの「4 way street」位しか聴いてないんだ、考えてみると。これらのアルバムがいかにインパクトが強かったか判る。名曲揃い、タレントの集合である。

ラブ作君は僕のことをクロスビーが好きな変なやつ(多分一番ファン数は少ない)と思っているようだが、僕はそれほど悪くないよ、すごくいい曲もあるし、という程度であって実はスティブン・スティルスが一番好きなのであった。

で、というかしかし、 スティルスもクロスビーもとても太って南部のおっさん然としている。声も悪くないし演奏も素晴らしいのだが、なにかロックスピリットというのが感じられないのである、僕だけかもしれないけど。おっさんの余技という感じがしてしまうのである。現役感が無いのね。

ロックレジェンドのコンサート巡りで一番素晴らしかったのはやはりストーンズだが、彼らは全員ロックなアピアランスを保っている。スリムで、シャツの前をはだけても暑苦しくない。ステージを走り回れる体力。ゲストで出てきたミックテイラーがぶくぶく肥っていて、演奏はよくても何か感動が薄いのは外観が与える印象が大きいと思う。

ロックは見た目が9割、とくに年を経て太るのは単に怠慢としか感じられない。日本でも矢沢永吉とか長渕剛とか(嫌いだけど)、意識して保ってるよなぁ。太ってると一気に普通のおっさん化してしまうのだ。つまり飢えた感がなくなるから。日常生活に満足してしまってるゆるい感じが出てしまうからだ。

ロックミュージシャンでなくても、心にロックのソウルがある人は太ってはいけないのである。

自戒でございます。

 

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