うーっ!トム・ジョーンズ!!
トム・ジョーンズを知ってるかい?
僕の世代だと「ラブ・ミー・トゥナイト」の人だ。といっても中学生くらいの時じゃないかな。35,6年くらい前か。すごい声量で朗々と歌う人。マッチョ。胸毛。ラスベガスのナイトクラブが一番似合う。大御所で、でももう古いタイプ。北島三郎みたいなもの?わからん。
プレスリーの「エルヴィス・オン・ステージ」というヒットした映画があったが、復活したプレスリーにトム・ジョーンズが祝電を送っていて、それを聞いたプレスリーが「トム・ジョーンズ?足を折っちまえ!(笑)」と言うのを妙に覚えている。人気あったんだ。
もう日本では完全に消え去った過去の人だったのだが(アメリカは結構古い人でも実力があるとちゃんと仕事があるみたいです)、数年前に復活した。なんとプリンスの「キス」をカヴァーしたのだ。
これがかなり素敵だったからだろうか、どういうわけか僕は「relord」というアルバムを購入している(どうも経緯を覚えていない)。トム・ジョーンズを買うなんて自分でもあまり信じられないのですが。
これはヨーロッパですごくヒットしたアルバムですが(彼はもともとイギリス人で、なんと!サーの称号もお受けになっているようです)、実は正直あんまり聴いてなかった。この前、なんか元気の出るやつ、ないかなーと思ってなんとなくかけたのですが・・こいつはいい!すごくいいです。
特にLittle Green Bag (with Barenaked Ladies)!CMにも使われていた気がしますが、こんなにご機嫌な曲はないであろう。このアルバムは多くの人(カーディガンズやヴァン・モリソンだぜー、若い)とディエットしているのですが、すべての人が声、声量で負けています。
そういえば007の「サンダーボルトのテーマ」も彼が歌っていて、これも素晴らしいのですが(007のテーマ曲はいいのが多いがこれが一番好き。次は「ロシアより愛をこめて」か「2度死ぬ」か?)、最後の異様に声を伸ばすところでキーが高すぎて失神したというのは本当の話らしいです。
もう孫も2人いるそうですが若い頃と全然変わらぬ迫力。若い奴に負けぬ声量。石坂浩二氏は不妊外来に通っているそうですが(関係ないか)、捜せばすごい人は結構多いぜ。
トム・ジョーンズ、すごい元気ですよね。
ぼく小学校6年生のときにラジオではじめてShe’s a ladyを聴いて、あまりの鼻息の荒さに「馬が鼻を鳴らしながら英語を唄っているみたい」と思いました。
コメント、サンキュー!
馬ね・・・本当にそのとおり。今でも全く変わらないみたいです。シナトラとかトニー・ベネットなんかも高齢になっても全く変わらなかったですよね。日本に多い「枯れ志向」はなんかつまらないなと思ってます、今のとこはね!