最近は声明です。夜も更け一人机に向かっていたりすると、手元だけ明るくして声明のCDをかける。
昔三千院に行ったときに買ったライブ録音ですが「御懺法講」がタイトル。雰囲気はNHKの「行く年来る年」のオープニングですが、じっと聴いていると暗く静かな時間にだんだん内省的になっていきます。
村上龍氏の「料理小説集」(これはすごく好きです)に、人間の声の卓越さにうたれ、オーケストラで音楽を作ることから自然音すべてに対してまで恐怖を感じるようになり、いつもイヤーホンを手放さないクラシックの作曲家が出てきます。音楽以外は拒否しているわけです。
彼がある時ついにイヤーホンを放すのですが、それはコート・ダ・ジュールの素晴らしいレストランで、この世で最高の味を楽しみながら静かに満ち足りて話す英語とフランス語とドイツ語が合わさって泡のように聞こえてきた時です。
「素晴らしい。こんな人間の声は聞いたことが無い」と彼は言います。
なんとなく想像できますね。満ち足りた温かい人間のささやき声。
それを録音したCDがあれば是非聴きたい。でも勉強には不向きですね、寝る前が最高か。
いずれにしても人間の声は最高です。すごい力がある。自分の声はどうだろう?ちょっと考えました。
人間の声と言ったら、これ聴いてみ。
最近はipodでこればっかり。
どこでも寝れるし~。
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サンキュー!注文しました。良さそうね。
生の女の子のスイートな声しか聴いてないのかと思ったら違ったか。おみそれしました。