流れる雲を追いかけて

今日は久し振りに友人とゴルフに行く。大雨。午前中はほとんど台風であり、こんなときにする奴は気が狂っている。前後にパーティはいない。苦行です・・・といいながら昼ご飯を食べてからは日頃の善行が実り曇り時々小雨となる。「今日はこれぐらいにしといたるわ!」と言いながら雨雲は去っていった。

 

猛吹雪に襲われたスキーヤーがゴンドラに逃げ込むように、ずぶぬれ状態でゴルフカートに乗り込んで、なんとなくボソボソと共通の友人の近況について喋る。

 

最近同年輩の友人が死去することが多い。癌だったり突然死だったり。そんな話を聴いたとき、必ず出る台詞が「人間好きなこと、しとかなあかん」というやつである。

 

好きなことねぇ・・・・案外難しい。

 

毎日ゴルフをやってろと言われたらちょっと困るな。村上龍氏の言うように、趣味とは閉鎖した安全な世界であり、リスクをかけたヒリヒリするような緊張感と高揚感をもたらすのは仕事しかない、と僕も思う。人間は世界とつながっている必要があり、それの一番確かな手段は仕事をし続けることだ。仕事を通じてささやかでも他人を助けることができる(これは医者だけのことを言ってるのじゃないよ)こと、それを実感していたら「何のために生きてるのかしら」という疑問は出てこない・・・、多分。

 

受身ではなく、自分で生産、発信し続けること。それが一番面白いはずだ。

 

と、分かってはいるけど日々の接近戦はしんどいもんじゃ、とすごいスピードで流れる雲を見ながら思う。こういうことを考えさしてくれるのは遊びの効用だな。やはりこいつは必要ね。

 

 

come rain or come shine

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