サーキットの娘

 24時間子供化計画を遂行しつつある。それは、①早寝早起き ②時間割どおり行動する ③酒は飲まない ④デートは公園でアイスクリームを一緒に食べるに留める、などである。で、今日は朝5時に起きる。忘れていた算数の宿題、じゃなかった介護保険意見書やその他書類を仕上げる。こんな頭の働くときはもうちょっとクリエイティブなことをしたほうがいいな、と時間割の悪さを悔やみながら。

 

 阪神高速が一部通行止めになっているから、いつもより早めに家を出る。案の定、驚異の渋滞に巻き込まれ、しかも考え事をしていて、ここがポイント!の出口を通り過ぎてしまう。ここ78年したことの無かった遅刻確定である。朝に入っている検査や予防接種変更の連絡をしながら、なんでこの時期に、大掛かりな工事をするかなぁーとウンザリする。あと1週間かよ。

 

 加藤和彦氏が亡くなった。とても信じられない。もっともそんなことから遠い人だと思っていたのに。一時かなり好きだった。物の選択眼、そして生き方にポリシーがある、当然おしゃれである、当然才能がある、なんて僕のお手本だなぁと思っていた人たち、伊丹十三氏、景山民夫氏なんかもみんな不自然な形で死んでしまった。なんでかなぁ、こういうタイプは生きにくいのだろうか。

 

 その他もろもろ、些細なことも一杯重なって、まあなんとなく心が晴れない。カーステレオをガチャガチャさせていると奥田民夫君がかかった。「サーキットの娘」。♪笑って、笑って、笑って、黙って、誘って、あしらって。スマイル、スマイル、スマイル、しびれる、あきれる、スタイル♪ ガンガンのギターと調子っぱずれの叫ぶような歌声、おお、これだっ!と少し元気が出る。

 

 スマイル、スマイル、スマイル、この言葉ほど元気が出る言葉は無い。しかめっ面はなにも産み出さない。大笑いする小学生で行こう!と子供化計画を思い出した。明日からこれに専念よ。

 

イエーッ!

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