仕事中毒

日本人の高齢者就業率は世界でもかなり高い。65歳以上の労働力率(人口に占める就業者の割合)は22.2%で、他のアメリカ 14.4%、ドイツ 2.9%、フランス 1.2% などと比べてダントツだ。日本と同じように高齢化が目立つイタリアでも 3.4% で、これは働くことの好きな日本人の国民性が主たる理由ではないかと解説(内閣府)にある。

フン!仕事に対する感じ方、考え方にはかなり国民性の違いがありそうだが、最近の、早めにリタイアして人生を楽しむのが賢明な生き方という風潮、仕事ばかりしているのは馬鹿じゃない、野暮よ、には少し反発を感じるなー。趣味に生きる?何10年も釣りをしたり盆栽をしたりして過ごすのが充実してるってか?光があるから陰がある。仕事があるから遊びが楽しいのだ。

しかも仕事ほどスリリングなものはない。人生がかかっている。何のリスクもない趣味の世界に生きるという趣味は僕にはない。アメリカ(この国もワーカホリックが多い)の有名なニュースキャスター、トム・ブロコウだったかウォルター・クロンカイトだったかが「俺はヨットの上やゴルフ場のグリーンの上で死にたいとは思わない。この(仕事場の)デスクの上で突っ伏して死ぬのが本望だ」と話しているのをテレビで見たことがある。うぅ、しびれるではないか。

年をとっても生き生きと楽しく働くのは簡単ではない。でもそれだから目指そう。頭を使って、面白おかしく、やりがいのあるスリリングな仕事を多くの仲間がいるこの日本で。
(日本でなくてもいいか、ハワイでもバリでも、モルディブでも→やっぱり遊びたいらしい)

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