ディープ

 ディープ・インパクトは残念であった。トップに立ったのに抜き去られた時は気が抜けたなぁ。僕はファンでもなんでもないが、日本最強の馬と騎手が出場するのだ。勝ってほしかった。ヨーロッパのやつは違った人種と戦い慣れているからな。ディープ・インパクトは日本人じゃないが異人種と戦うアウェーでのメンタリティは日本人ぽいのかも知れぬ。

 それにしても日本人の観客が多かったが、気になる報道があった。出走馬とかを書いた競馬場でただでもらえるパンフレットのようなものが出走時間前からヤフーオークションに出ていて、それを知ってか知らずか日本人の間で奪い合いになり怒号さえ飛び交った。出走数時間前には一部もなくなり、それを見ていたフランス人は首をすくめていた云々。

 うーむ、どうもみっともないぞ。なんで我も我もとなるのかぃ。日本に貴族はおらず一般大衆しかいない。「大衆とは、自分が『みんなと同じ』だと感ずることに、いっこうに苦痛を覚えず、他人と自分が同一であると感じてかえっていい気持ちになる、そのような人々全部である。」とオルテガも言っておる。MacのThink Differentと真逆の精神だ。

 みんなと違う自分でいよう、あいつは変わっていると言われよう、マジョリティとは離れていよう、自分が自分でいればそうなるはずだ。

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この日は宮里藍も3着だった

ディープ」への2件のフィードバック

  1. segawa

    日々嘆かわしいニュースが続いていますので「あぁまたか」という気持ちですね。せめて自分自身とその周りの人たちだけはそうあって欲しくないと思います。自分から発信することで周りを刺激しモチベートさせることを続けていけばきっとマトモな社会が蘇ると期待しています。

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  2. desency

    segawaさん、コメント有難う御座います。自分から発信するのはやはり自分に内容がなくてはだめで、そう思うと勉強しなくてはなぁと恥ずかしく思っています。読んでいただいている方には悪いですが、そういう意味で僕にとっていい刺激になっています。

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