アルコールってどうよ。

アルコールってどうよ?僕はもともとアルコールに強いほうではない。すぐ顔が赤くなるほうだがなぜか嫌いではなく、ビールは好きな飲み物ベスト10のダントツ1位であるし(昔の発売し始めた頃のモルツが1番好き。いまはギネスとかサッポロの黒です。しかし大体考えてみるとアルコール以外の何がランキングに入るのか?)、ウオッカなんかも結構好きです。しかし1年ほど前にアルコールを止めてから、というか毎日飲むのは止めて週に1回ビール350cc程度と超ランクダウンしてから、アルコールにたいしてちょっと冷静になったようです。

アルコールは適量だと体にいい、動脈硬化を防ぐとか言われていますがむしろ実際上は過飲による弊害のほうが問題で、この世にタバコとアルコールが無ければ現在の3分の2くらいに病気は減少するだろうとも言われています。脳細胞に対する悪影響も確かなものらしい。特に最近、飲むと顔が赤くなるいわゆるお酒に弱い人にたいするアルコールの悪影響が明らかになってきました。では怖い話を一つ。国立がんセンターなどが参加している厚生労働省研究班の報告から・・・

アルコールは体内で悪酔いの原因物質であり発がん物質でもあるアセトアルデヒドに分解される。アルコールを飲んでから顔が赤くなるフラッシング反応はアセトアルデヒドによる。酒に弱い人が強くなったといってもそれは酔いに体が慣れるだけで決して分解能力が高まるわけではない。アルコールをアルデヒドに代謝するアルデヒド脱水素酵素には正常型以外にヘテロ欠損者(酒に弱い人)とホモ欠損者(酒が飲めない人)が存在し、アルコール飲酒後の血中アルデヒド濃度がそれぞれ6倍、19倍となりフラッシング反応が引き起こされる。ヘテロ欠損者は少量飲酒の場合健常人と比較して8.84倍の食道癌発ガンリスクがあり、3合以上飲酒した場合11.4倍の発ガンリスクがあることが判明した。アンケート調査によると、過去にフラッシング反応があったケースではヘテロである確率は95%であり、以前もしくはお酒を飲み始めた頃にフラッシングを経験した人は食道癌のハイリスクと考えられる。毎日飲み続けると体内にアセトアルデヒドが常時滞留し、血液から呼気に放出される時に、食道や咽頭でガンを引き起こすのではないかと考えられている。さらに、かなりの量を飲まれてきた方は特にハイリスクであり、さらにこうした人では、食道以外にもがんが多発することも指摘されている。
 

簡単に言うと酒に弱いやつが無理して飲んでると癌になりまっせ、ということだ。アセトアルデヒドは本当に困ったやつで、シックハウス症候群の原因とも言われているし、酒を飲むと湿疹が出たりする人がいるが、これも汗に分泌されるアセトアルデヒドが原因とされている。では酒に強いやつは幸せかって?飲みすぎると肝硬変だぜー。酒は百薬の長とか言うがちょっと怪しくなってきた。酒は毒?しかし・・・

僕があまり酒を飲まなくなったのは精神的なこと(気分的に酒による酔いが必要でなくなった)や飲むと全く仕事が出来なくなるとかいったことが大きいが、でも全く飲まないというのもどうやら不可能なようだ。村上龍氏は「人間は罪を求めて酒を飲む」と書いている。そうだなー、罪無しの人生も寂しいし。癌になるような罪は避けたいが、まっ、そこが微妙なとこだね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です