認知症にならないために

 城東区民ホールで講演会が今日ありました。医師会と保健センター共催で、健康に関する講演会を年に1度、ゲストをお呼びして今年で4回目になります。第1回 認知症とは?、第2回 パワーリハビリテーション、第3回 メタボリックシンドロームと、なかなかトレンディな話題を選んでいるせいでいつも400名くらい聴衆が集まります。僕は医師会の中で担当となっているのですが、もう4回か、早いものであるという若干の感慨を覚えました。

 今回は日本福祉大学教授、京都大学名誉教授の久保田競先生で、「認知症にならないために」というこれまた興味深い講演をセッティングできました。先生の著書である「バカはなおせる」を僕は提案したのですが残念ながら会議でみなさんに穏便に却下されました。

 先生は40代後半からジョギングを始められ、今日もスーツにジョギングシューズと70代に見えないファッションです。2ヶ月前に発表されたばかりの論文など新しい知見を交えて1時間お話をしていただきました。呆けのポイントである前頭前野を鍛えるには歩くか走ること、最低1日15分。野菜を食べ緑茶を飲み、快感と感じることをどんどんすれば認知症にはなりません、というのが非常に乱暴なサマリーです。簡単です。よかったですねー。

 講演のあと、数人のご高齢のおば様たちが「お久しぶりですー」とか仰りながら先生を囲みました。患者さんのご家族だろうか、追っかけみたいだなー、やはり実力がある人は違うね、と感心して見ていたのですが、ひとしきりご歓談の後先生が来て仰ることには「いやー、高校の同級生だよ。僕のポスターがはってあるのを見て友達を誘ってきてくれたんだ」とのことでした。いやー、話は聞いてみないとわかりませんね。

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お疲れ様でした

 

 

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