15年目

 ああ、時間がどんどん過ぎていく!

 先週はなんやかんやで気がつくと翌日になっており、とてもブログを書く時間がありませんでした。昨日の日曜日は朝の早よから産業医(会社などの嘱託医にはこの資格が必要)の講習会があり、1日座っていました。後輩のalfesta君も参加していたので久し振りに喋れてよかったですが。

 この日は阪神大震災から15年目でした。その時僕は香枦園というところに住んでいたのですが、すごい揺れがあって飛び起きたとき、5階の窓から見えた夜明けの芦屋にあがる数箇所の火の手と、目の前の道路に信じられないくらい大きな亀裂が入っていたこと、自転車で勤務先の兵庫医大病院まで向かっていたとき、道路に大きな穴が開いていて自動車が落ちていたこと、病院でトイレが流れないため、病院の前にあった鯉が泳いでいた人口池からみんなでバケツリレーをして水を13階までくみ上げたことなど鮮明に覚えています。本当に戦争(経験したことないけど)のようでした。暖房が入らないためみんなジーンズにセーターでその上から白衣を着て働いていました。1年半くらいは物欲が全く無かった。

 あの地震で人生が変わった人は多いです。僕の心の中にも地震の影響は確実にあります。あまり説明したくないのですが、地震がなかったら開業していたかどうかわからないなぁ。身近な人が亡くなった方の心の傷は簡単には癒えないだろうと思います。心からお悔やみを。

 こういった不幸はこれからも、いつでも起こりえます。その時どうするか。どのような態度をとるべきか。実は考えている。

N.Y.Timesの見出しもLike A Warだった。

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