ノー・アルコール

 今日は引きこもりである。日曜日は引きこもり。昔とえらい違いだよ(といっても愛犬の散歩に1時間ばかりアップダウンの急な道を早足で歩くことはした)。以前は何も予定の無い日曜日はお昼からビールを飲んだりしていました。これぞ極楽と思って。最近は全く欲しくない。
 えれぇ変わったものです。人間の嗜好って結構いい加減かもしれない。好き嫌いは案外簡単に変わる事は知っていますが。

 新聞にWHO(世界保健機構)がアルコールの販売や広告の規制を求める指針案を採択したと載っていました。名前は「アルコールの有害な使用を減らす世界戦略」。おお、世界戦略である。アルコールは年250万人の死にかかわると、タバコ追放に目処がついたのでアルコールに焦点をあててきたわけです。

 先週の日曜日、産業医の講習会があったのですが、一つの講義は「多量飲酒者への対応ー職場でのアルコール関連問題」でした。
 
それによると、アルコールは60以上の病気の原因であり、病気による社会的損失をきたす原因の第3位(1位は高血圧、2位はタバコ)。飲酒で治療の対象と なるのは「不適切な飲酒とわかりつつそれを適切な飲酒行動に変えられないで、自他にとって不利益な飲酒を繰り返す人」。

 アルコール依存の自己診断もあって
 ①お酒を減らさなければならないと思ったことがある。 ②お酒が原因で非難されたことがある。 ③飲酒の後、罪悪感を持ったことがある。④迎え酒をしたことある。・・・・2項目以上イエスだと専門医へ行った方がいい。
 (しかしこれって結構ありそうな。もっと詳しいやつがあり、そっちで判定した方がよさそうす)

 アルコールは日本の場合は特に社会的に許容度が高く、あまり大きなことだと思っていない、本人も自分はアルコール依存じゃないと思っていることが多く、そこらへんが問題のようです。アルコール依存は個人で治すことがなかなか困難で、グループ治療でないと困難な場合も多いとの事。

 一緒に講義を受けていたalfista君は、「うーむ、大丈夫かなぁ・・・」とちょっと真剣に考えてました。彼はかなりのワイン好きです。
 ・・・・更正してくれることを望みます。
 
 僕はタバコもアルコールも結構嗜んでいたのですが、別に健康のことを考えたわけじゃなく、走れない、ちょっと仕事が間に合わないとか自分の優先事項を考えて自然に止めてしまいました。意志が強いわけじゃなく(というより弱いと自信をもって言える)、まぁ身体にあってなかったんだろうなぁ。タバコもアルコールも好きで止められない人の気持ちは理解できるので、仕事上禁煙、節酒を勧めますが、強引には出来ないところがある。

 しかし、タバコは止めましょう。アルコールもあなたが大丈夫と思ってる半分くらい量でね。

トホホ、の人も多いであろう。

 

ノー・アルコール」への4件のフィードバック

  1. 夏海

    お久しぶりです、夏海です。

    かなりバタバタな日々を過ごしつつ、
    そう!お酒!飲み放題に行きたい気分になっていました(笑)

    実のところ、今年、お正月明けてからですけど、350×2だったのが1に!

    健康診断に向けてなんですけど、それが出来るってことは「依存」じゃないって思ってますが・・・
    でも「0」は出来なかったり~

    タバコはアレルギーが出るから、近くで吸ってる人がいると呪ってやる~!くらいですけどね(笑)

    返信
  2. Alfista

    え~、ご紹介にあずかりましたAlfistaでございます。
    恥ずかしながら自己診断テストでは3項目が該当するので
    専門医のところに・・・
    いやいや、行きたくないから節酒しています。

    「800」読んでいます、読むの遅いけれど。

    返信
  3. 着ぐるみ院長

    夏海さま

    コメント有難うございます。

    いや、X1くらいで止まっていたら問題ないと思いますよ。
    X2を毎日続けると確実に死亡率が上がるというのは、多くのデータが証明しています。
    ・・・覚えといて下さいね。健康診断対策じゃなくてご考慮のほどを。

    返信
  4. 着ぐるみ院長

    Alfista君

    コメントサンキュー。

    節酒、頑張ってくださいませ。

    「ディアー・ドクター」メイキング入り、手に入れました。
    見るぞ!楽しみー。

    返信

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