「1銭も使わず1年間」の見出し。Aeraの2月15日号を見ていたら目に付いた。
イギリスのマーク・ボイル氏。ガンジーの伝記映画を見てから貧困や環境破壊の問題に目覚め、有機野菜を作る会社に就職したがなにか違う感じがし、自分に何が出来るか考えた末に1年間お金を一切使わず生活することを思いついた。お金、貨幣経済が諸悪の根源であるということだ。
キャンピングカーに住んで有機野菜農場で週3日働く代わりに間借りさせてもらう。ソーラー発電で食事は自給自足(ベジタリアンで野菜のみ)。肥料は自分の排泄物を肥料に変えるコンポストトイレで調達。調理は手作りの竈で調味料は農場で取れるハーブのみ。水は湧き水。歯磨きや石鹸も手作り。衣類は不用品交換会を主催(「世界は服に溢れている。人類は明日服の生産を止めても10年や20年は着るものに困らないよ」)。
1年経った感想は、こんなに穏やかで満ち足りた暮らしはない、もうお金のある生活には戻りたくないし戻らないと思う、とのこと。
学んだことは①本当の安全はお金でなく友達やコミュニティーだ、貨幣価値がゼロになっても友達や家族の価値は代わらない ②お金無しで暮らすとどんな作業にも膨大な時間がかかる、だそうである。ちょとやってみたい気がする。短期間だと不可能で、やはり1年間位はいるだろうなぁ。
彼の言葉でちょっと面白かったのが、「1週間誰とも喋らないで沈黙を楽しむ」とか「1週間どんな小さなことでも嘘をつかず、でも人を傷つけないように暮らしてみる」とかのミニプロジェクトをこしらえて生活に彩りを与えているというやつ。この1週間単位のみのプロジェクト、面白くない?「この1週間は絶対怒らない」とか「この1週間全部あわせて(食費、通勤費とか)3000円で生活してみる」とかね。何かをするという感じより、しないというマイナスの行為のほうがいいな。いや、プラスでもいいか。「この1週間、毎日5つゴミを拾う」「1週間、毎日詩を1つ創る」とかね。間違いなく変化が起きると思う。やるべし。
この人れす。
このかたの行動力に感動しました。
また、先生の提案にのって
「今日から1週間なにが起ころうともなにを云われても
口角をあげてにこやかにおだやかにしゃべります」宣言します。
付帯事項として、これを実行できてこれが不快でなければ
1週間ずつ延長されるものとしますね。
物質社会に生きて生理的には快適になっても
精神的に快適に生きているかどうかは疑問です。
スピリチュアル・フリーを目指します。
「1週間全部あわせて(食費、通勤費とか)3000円で生活」ってので、ふと、一人暮らしを始めた時の事を思い出してしまいました。
仕事が決まらず、「1日300円生活」
上には上が?!居て、勤務先で出会った仲間は「1週間1500円」だったらしい。
そういう生活って何気に楽しいのですよ。
それは別として、1週間単位のみのプロジェクト、面白そうですね~
Alfista君
コメント、サンキュー。
おお、僕も同意します。今週1週間同じ目標で。
うまくいけば延長ね。
バイバイ、マテリアル・ワールド!
夏海さま
コメント、有難う御座います。
何かしら困難があっても楽しくやっていくことは考え方で、
ゲームと思えばいけそうですよね。
人生も大掛かりなゲームみたいなものでもある。
楽しいルールを考えてクリアーしていきたいですね!