結構よく読むブログに「さなめも」がある。佐藤尚之氏(さとなお)がレストランの採点をした爆発的にヒットしたブログだが、現在はグルメ方面はやや休止中で日記が中心になっている。
今日書かれていた内容は心に引っかかった。少し引用してみよう。
美輪明宏が「幸せとは陽炎のように儚いもの。手にした瞬間に飛び去るもの」みたいなことを書いていたが、その通りかもしれない。彼は続けて「なのに世の中の人は『幸せになります』『幸せになりたい』と、一度手に入れたら未来永劫変わらない固形物でもあるかのように言い、求める」みたいなことを言う。つまり結婚式とかで「幸せになってね」とか「なります」とか言うのは違ってるよ、ってことだ。幸せとは瞬間の感覚のことを呼ぶのだから。そしてそれが続くとだんだん麻痺して当たり前になり、また不満を持ち始めるのが人間なのだから。
だから、たぶん、幸せとは「なる」ものではなくて「気づく」ものなんだろう。
幸せに気づく感性(それはたぶん感謝する心)をもっともっと磨きたい。
幸福とは匂いのようなものですぐ消え去ってしまう。囲い込みは出来ない。なくなってからあれは幸福だったんだ、と気づく。常に香りを興すように意識をもっていかないと永遠にわからない。ボンヤリ生きていては幸福は来ない。
物より・・・