クールジャパン!

 本屋さんをブラブラ覗いていると、大友克洋氏が描くペットボトルらっぱ飲み高校生(かっこよすぎ!)が表紙の雑誌が眼に止まりました。

 「おお、ブルータスではないか!」。特集は「WHY?WHAT?クールジャパン!?」です。かなり前から日本は主としてポップカルチャーが世界から注目されているのですが、いったいどのへんが受けているのか、その分析ですね。10年ほど前、日本で一番原稿料の高い雑誌であったブルータスは、この号でもフランク・ミューラーとかが登場していて、ま、結構売れてんのかしらね、という感じです。

 久しぶりに買ったブルータスですが、内容はとても良かった。すみからすみまで退屈なし。Never a dull momentでした。まあ、僕の好みはあまり一般的ではないと言われていますが。

 日本はポップカルチャーだけでなく、プロダクツや生活様式まで結構格好いいと思われている感じがよくわかりました。ロシアなんか驚きです。アメリカで日本マニアのお爺さんのお家に招待されてことがあって、そのあまりの本格ぶりに驚いたことがあるのですが、外国の日本マニアの人ってその熱心ぶりはかなりおたくっぽいのかもしれません。

 米国の広告代理店「ワイデン+ケネディ」のCEOが、なぜ日本がクール(これはいけてる!ってことです。念のため)なのかという問いに、「クオリティーは、日本人以外の人がジャパンと聞いてまず連想する日本のDNAだ。その土台にクリエイティブが加わっているからだ」と述べています。彼は「クオリティー」こそ日本のキモと力説しています。これが無くなればだめと。

 これはかなり正しい気がします。そして「4時間前にカフェに忘れた財布がそのまま戻ってきた!これぞクールジャパンだよ」と言っている人もいました。物だけでなく人間のクオリティーもかなりハイレベルなところがあると思います。僕たちは日常でこいつを追及したいですね。

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内容も外見も

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