一日冷たい雨が降っている。明日も降りそうね。
何故にお休みの火曜日や往診の日に雨が多いのであろうか、謎である。余は悲しい。といっても雨の日は家の中でゴソゴソすることに何のためらいもない。いい天気だと外に出ないともったいない気がするけどね。
PCの前に座ってちょっと仕事をし、CDの整理をして(ケースと中身がまるであってない)、あまり聴かないやつをBGMにして本を読む。至福である。仕事の予定が半分もすすまなくてもいいではないか、こんな雨の日は。
で音楽なのですが、United Future Organization の「Ⅴ」に感動する、かなり。このU.F.Oと略されるバンドは現在殆ど活動休止中であるが、一時期かなりフリークでした。
HPによると「1990年、矢部直、ラファエル・セバーグ、松浦俊夫により結成。 東京に於けるクラブカルチャーの創成期の礎を築く。DJとしての活動に止まらず、積極的、多層的な展開を試みる。 1991年に1stシングルを発表以降、その勢いは世界的に波及し5枚のオリジナルアルバムは32カ国で発売され、国内外の高い信頼と評価を勝ち得る。 2002年、松浦俊夫が脱退するも活動はさらに多様化し、その動向は注目され続けている。(jun./2005)」と書いてあります。
この「Ⅴ」がリリースされてから松浦氏は抜けたようですね。それまでの4枚のCDは信じられないくらい素晴らしくて、センスがいいということを理解したければ黙って聴きなさいというクオリティでした。
この「Ⅴ」は最初に聴いたとき、なんというかあまりの静謐さ、盛り上がりの欠けた感じに肩透かしをくったような、ありゃといった感じで、あまり聴き返すことがなかった。8年前ですね。
ところがなー、今聴くとすごい高度なシンプルさというか、とりあえず昨日出ましたといってもおかしくないこの古びない音の感じはどうだろう。一番U.F.Oらしい気さえしてきた。普遍的なシリアスで深い音です。年を経るとわかるのかね、こういうのは。暗い雨の日に絶妙。
まあ音楽を文章で説明してもしかたがないね。上質で媚びない音が好きな人は是非お聴きください。温古知新です。
こんにちは。
先週末にアマゾンから「Ⅴ」が届きました。
クールでカッコイイですね。
夜クルマに乗っているときに聴くと更にクール!
ワタクシの好きなホテル・コスト・シリーズと似た香りを感じます。
一番気に入ったのはトラック④「ノー・プロブレム」です。
お教えくださりありがとうございました。
おお、Alfista君、コメントサンキュー。
気にいってくれて嬉しいです。
「ノー・プロブレム」はデューク・ジョーダンというピアニストの有名なオリジナルで(危険な関係のブルースという映画のサントラだったと思う、多分)、「フライト・トゥー・デンマーク」という素敵なアルバムでも弾いています。
またボーカルのマーク・マーフィーは僕の1番好きな男性ジャズ・ボーカリストで、「ミッドナイト・ムード」というアルバムは超カッコいいです。また機会があればどうぞ。