人生はロコ・ロード

 家の近くにその地域在住者のみがよく使う道、いわゆるロコ・ロードがあります。そこを車で走るとかなり時間が短縮されるのですが、狭い(半分くらいすれ違い不可能)、曲がりくねっている(設置されている鏡をうまく使わないと向こうから来る車がわかりにくい)、人がよく歩いている(危険)、4方向から車が来る踏切がある(優先は自己判断)などという、脅威のハードルいっぱいで、そこをチョイスするときは深呼吸をして、今日はうまく行きますようにとお守りを握り締めながら走ります。ドキドキ。

 そこを走る条件は①即座に行くか待つか、決めることが出来る状況判断能力を持つ、②自我を通さず、譲るべきところは潔く譲る、③譲ってもらったら相手に敬意を表して挨拶できる、といったところです。社会生活そのものですね。

 ロコの車が多く、重大事態に至ることは割と少ないのですが(踏み切りでの掛け合いなんか、このあたりはメチャクチャ民度が高いぜ!と感動します)、時々全くわかっていない何を考えているのか外見も含め全く理解不能のおばちゃんが、わざと眼球を正面に固定したまま急に突っ込んできて大惨事にいたります。僕も夜の雨の中、長距離をバックして溝に落ちそうになり、避けたためにゴミ箱に突っ込んでかすり傷をつけるというえらい目にあいました。だけどおばちゃんは絶対に謝らないですね。

 何でそんなとこを走るんだ?というご指摘ももっともですが、運試しもさることながら人と人との振舞い方の勉強になります。鍛えとるわけです。そして毎回おんなじ道じゃつまらないじゃん。ハイリスク、ハイリターン。人生もこれで行くと今に泣くことになる気がしますが。まっ、いいか。

jjjjjj.jpg
大違いだよ・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です