卒業後38年という高校の同窓会がこの土曜日にあった。
何人かは最近も会っているが、多くは38年ぶりという感じで、実際に全然わからないという人も何人かいた。しかし時間がたつにつれてフォーカスがだんだんあってきて、喋っているうちに昔と変わらない感じになってきた。アルコールも入るし。
僕の卒業した高校は大阪の教育大付属天王寺高校というところである。その人間がどういう人間かは出身大学よりも高校が反映されるというのは人事を担当する方はよく御存じだと思う。教育の実験校であり、ほとんどのことが反対されることなく容認され、さぼっても特に何も言われず、進路別なども無しに育った僕たちは、基本的に温厚でハングリー精神は希薄、のほほんと上品な紳士的解決法を好むタイプが多いと思う。不正はせず人間の良心を信じている。乱世に活躍する戦闘派ではない。お金儲けは下手。
僕はそうではないが優秀な人も多く、有名どころではiPS細胞の山中教授とか、今度「情熱大陸」にでる同級生で地球深部探査船地球号のT君(「情熱大陸」を立ち上げた初代プロデューサーのK君も同級生だが出演は偶然。スタッフが驚いていたらしい。この同窓会もカメラが入るはずだったが断った故。校風はやはりバラエティというより「情熱大陸」なんだ。といってもロザンの宇治原君も卒業生だけど)とか喜ばしいことであるが、同じ匂いを感じるのである、微妙な。同じ高校を出た人はみんな感じるのかもしれないけど。
驚いたのは結構太ってるやつが多いことであった。
年代もあるけど何かと薬を飲んでいるという人も多いし、とりあえず忙しくストレスも多く、健康にまで気を使ってられんよ!という感じ(オイオイ)。今は気が付かなくても確実にその借りは間違いなく取り返しに来られるよ、という真実は、やはり頭でわかっていても心にまでは彼らにして届いていないのであるということがよく判った。
これがやっぱり僕のできる使命だなぁ、と思う。
応援歌を歌えたのにはみんなびっくりしました。過去の記憶は消えん。