医者は僕の天職である。ここ何年かの間にそう思えるようになった。40代の後半からかな。医者になって20年も経ってからだ。
天職が見つからない、天職を探しているのです、という言葉を聞くことがある。「天職は探しても見つからないよ」と僕はある人に言われた。「天職は創るものです」
今やっている仕事を好きになってやり続けること、そうすることでその仕事は天職となる。いやいややっていてはその姿を現さない。そしてやり続けること。
何か納得いかない気がするかもしれない。でも、今自分の仕事を天職と思っている人のかなりの多くがそう感じているだろうと僕は確信できる。仕事というものの本質は、それをやり始める若い頃には判らない。捜しまわって「青い鳥」は身近にいることに気づく。
あっている仕事なんて無い。自分を仕事にあわせなさい。好きな仕事なんて無い。やっている仕事を好きになりなさい。やり続けることで仕事はその姿を変えてくる。また変えていけるのである。そしてある時、これは自分の天職なのだと確信する時が来る。そのために僕は、私は、地球上に在るのだと。missionでありcallingなのだと。
今日は仕事というのものに関して考える機会があり、こんな風に思っていたのだと自分で気がついたのです。
転職じゃないよ!
至言ですねー。
僕ら迷える世代(僕ら以下もそうかな?)にとっては痛烈な一撃でした。
なかなかこのようなコメントを人生の先輩からうかがえない昨今ですから。
ありがとうございました。