今の高齢者は昔より10年若い。これは体力的なデータで科学的に証明されている。外来で拝見する方々も60,70みんなお元気である。
引退は早いんじゃないの?
「Happier」という本を読んだ。ハーバード大学で肯定心理学(ポジティブ・サイコロジー)を教えるタル・ベン・シャハーという心理学博士の書かれた本でその講義はハーバードで最も人気があり、全学生の2割が受講するそうである。
従来の心理学は心の病を研究するものであるが、肯定心理学の焦点は心の健康にある(この点、従来の医学と抗加齢医学の関係に似ている)。単純に言うとどうしたら幸福になれるかということを学問的に研究するチャーミングな学問なのだ。巷にあふれる根拠の希薄な自己啓発と親しみにくい伝統的な心理学の間のギャップを埋める存在といえる。
非常に面白い。ここではお金は幸福と直結しないということがはっきりと示され、我々が集めるべき究極の通貨は「幸福」であると。そのためのアイデアがいくつか示される。
アイデアの一つとして、仕事が挙げられている。仕事は常に辛く、娯楽は常に楽しいというのは偏見で短絡的なアイデア(起源は聖書からだそうだ)であると結論付けている。しかり。アメリカ人は常に早く引退して余生を楽しもうと思っているというのは偏見であったようだ。
説得力のある話が続くが、僕が言いたいのは、引退した方がよく口にされる「退屈だ。生きていてもしゃーない」という寂しいセリフは、仕事(これは自分にとってやる意義のある、つまり誰かが必要としていて自分の都合で勝手に休んだりできない作業ということになるか)を自主的に見つけることにより解消されるのではということだ。
「年寄りに働ける仕事がない」とおっしゃる。条件のいい仕事はないだろう。しかし経済的にメインというのじゃなく自分が幸福になれる手段としての仕事はあるし作り出すこともできる。気持ちの問題。ブラブラしているよりいいんじゃないかな。
若い人の就職難も、マッチングの問題で中小企業とかでは人手不足のところも多い。賃金や見栄でなく、自分が幸福に感じられるための仕事は必ず存在する。
必ず。
今朝は寒かった。雪のなかの朝日。
こんばんは。
私は少し前は定年後のおじさんのような感じでした。
今は少しやる事を見つけたけど、やったらやったで
又、なーんもやりたくなくなったり。。。
本当は外で働きたいはずの私。
でも、環境的にムリな気配が。。。
そういえば、ちょっと似た内容?
似てないか?!の
記事を先ほど私のブログに書きました。
「年を重ねただけで人は老いない
夢を失うときはじめて老いがくる」・・・・
オススメの本の一説です。
http://ameblo.jp/summer-island/entry-10764562968.html
夏海様
コメント有難うございます。
うーん、みんなベストの環境で生きているわけじゃないからねー。
大事なことはくさらない、暗くならない。
悟りとは、複雑なことでなし、要はいつも上機嫌でいることなり、
という言葉がありました。
難しいかもしれないけれど頑張りましょうね。
着ぐるみ院長さま
そう、みんなベストな環境なんてあり得ないと思います。
私が外で働きたいってのは、本来そうであることと、働かなければならない理由があること
でも、息子が保育園に入れなかったら、療育施設に通わないといけない。
更に、川崎病は半年に1回で良くなるけどアレルギーの通院はやはり月1くらいか、1.5ヶ月に1回くらい。
その他の環境から外で働くのが難しい気配で
でも、内職では最悪時給12円だったりもあるので
違う方向を考え、色々と模索中です。
先日、ブログに書いたのですが手始めにというか
試験的に始めたのがコレ↓
http://ameblo.jp/summer-island/entry-10763472592.html
夏海様
努力はいつか実る。
頑張りましょう。ストラップ、拝見しました。カワイイ。
成功を祈ります。グッラック!